第4章 後日談

時方は、その後、事件の依頼もなく、

数日を過ごしていた。


時方「うーん。今日もなかなか良い溶け具合

だった。やはり、安物ではあるが、

このコーヒーは最高だ!」


時方は、コーヒーを机のところまで運ぶと、

椅子に座る前に一口すすった。


そのとき、玄関のベルが、鳴った。


時方は、ドアを開けて、外へ出た。


配達人「時方さん、郵便です」


時方「あっ、どうも」


時方は、手紙を一通、受け取ると、

部屋に戻った。


時方「うん、これは、三津夫君からか…」


時方は、封を切って、中を読んだ。


「拝啓 時方様


……」


時方は、手紙を読み終えると、

封筒に手紙を戻した。


手紙の中身は、長々と書いてあったので、読者の皆さんには、かいつまんで内容を紹介すると、

要するに、時方が、解いた暗号どおりの、

額と、数字で、金庫が開いたこと。

そして、金庫の中には、時価数億円の土地の

権利書、合わせて数億円になる、高価な

アクセサリー類や、金塊等を預けてある

銀行の貸金庫の鍵、株券等が入っていたらしい。


三津夫の驚く顔が、時方には、一瞬、

思い浮かんだ。


時方「さて、今日は、何をしようか?」


そう考えて、コーヒーを、もう一口飲んだ。


ジリジリジリン


時方の部屋の電話が鳴った。


時方「えっ、依頼…ですか?」


時方は、残ったコーヒーを、グイっと一息に飲んだ。


時方に、次の依頼が来たらしい…。





終わり



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