1-5
数九子「はい」
数九子は、短く返事をすると、金庫のある
部屋へと、時方たちを案内した。
数九子「これが、あの遺書にあった金庫です」
時方は、金庫のそばに行くと、その金庫を
じっくりと観察し始めた。
金庫には、遺書に書かれていたくぼみが
二つと、数字が表示されている小窓が
すぐに見つけられた。
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