第4話 On And Offへの応援コメント
こんにちは。
私はいつも紹介文のところを読まずにいきなり本文を読み始めるので、実に新鮮にミステリーの世界に連れて行かれました。後でみたらちゃんと紹介文にミステリーだと書いてありました(穏やかな島暮らしの話かと……笑)
スタートラインと何度か出てきたことで、これは先日のクロノヒョウさんの企画だと分かりました。
誰が悪いのかといえばそもそもおっさんが悪いのに、一人の正義感の強い女性の人生を竹を折るようにして変えてしまって、嫌だなぁと想いつつも、正義感の強さが仇になり自らも裁くような厳しさをもった咲綾さんは、いずれは何かのかたちで大変な局面を迎える運命にあったようにも想います。
大きな怒りを隠した海は、いまは塀の中で凪いでいるものなのか、それとも新たに何かで波を立てているのかは分かりませんが、願わくば、咲綾さんの胸のなかにある海が、面影とともに美しい海と変わっていることを願いたいですね。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
よく言われている事なのですが、正義感は時として身勝手な暴力(言葉の暴力も含め)に繋がりやすいです。
身勝手な暴力、とは言いましたが、裁判で検察側がそういうふうに主張するだけであって、世間的に見ると被告人の「自業自得」であると思えることばかり。ですが、やはり法的な見方に重点を置くと、身勝手に人の自由を奪った、なんてことになってしまうんですよね。
美海は咲綾の正義感に憧れて警察官になったわけですが、自分が求める正義と、咲綾の間違った方向に進んでしまった正義との差がどこにあるのか違いがわからず、警察官を辞職したのでしょう。
一旦は罪悪感すら洗い流してしまいそうだった波です。自然の力も捉え方、使い方で別のものになります。
スタートラインも、ゴールラインも、その人の心で決まる。例え法で裁かれ刑罰によって更生させられようとしても、全ては当人の心次第。
咲綾の心の海が、大きくうねったままか、美しく凪いでいるのか、自分でコントロールするしかないのです。
でも、朝吹さんのように他人であっても祈ることはできますし(私もそう祈りつつ書きましたが)、それが届くこともあるでしょう。物語の中であっても、現実のことであっても。
第4話 On And Offへの応援コメント
晴れとも雨ともつかない天候、目に浮かんできそうな風景描写、そんな中でさわやかに始まり、不穏な空気を帯びる人間ドラマ、女性たちの再スタートを見守るような島の雰囲気に、圧倒されました。
この自主企画に参加された小説のタイトルをいくつか、トップページで見かけたのですが、今回はいつにもまして難しそうだなあと思っておりました。御作、新たなスタートラインという発想がとてもさわやかな印象で、島の風景とあいまって、とてもいいなあと思いました。心の澱を、波や雨が洗い流してくれるかもしれないですね。
すみません、前のコメントで拙作へのお礼を書いたつもりでしたが、お星さまのお礼を書き落としていたようです。失礼しました。ありがとうございました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
モブを含む登場人物の数に制限があったため、島に頑張ってもらいました。
お礼、お気になさらずに。
第4話 On And Offへの応援コメント
まず、貴重なお時間を使って書いてくださったことに心から感謝します🙇
ありがとうございました<(_ _*)>
一話目がすごく穏やかでサスペンス、ミステリー風ということを忘れてて、のちにゾクッときました(* >ω<)コワイ
早く次のページをめくりたくなる物語の作り方さすがですね(///∇///)
たった一人がとった行動はたくさんの人に影響を及ぼしてしまう。人が嫌がること人を傷つけることがどれだけの人を巻き込むのか、ましてや犯罪なんて。いろいろ考えさせられる、そして誰しもが美海のように巻き込まれるかもしれないということを実感したお話しでした。
悪いのは全てあのオッサンなのにどうして周りがこんなに苦しまないといけないのか。ちょっと心がざわざわしてますけどそれが現実かもしれません。
ミッションクリア
面白かったです。
ありがとうございました~
作者からの返信
コメントありがとうございます。
締切前日にひとまずは書き上げられたことに自分自身ほっとしています。
本当は咲綾の調書を書いた刑事とか、担当検事とか、Web記事のインタビュアーとかも描きたかった。
あ、最後つい海鳥の声って書いたような……。いや、あれは登場はさせていないということにしておこう。
今回の執筆にあたっては、相当な量の糖質(主にチョコレート)を摂取したので、クリアできて良かったです。
第4話 On And Offへの応援コメント
西野ゆう様
「自分では分からない作品の長所や改善点も~」にご参加いただきましてありがとうございました。
美しい島の情景と咲綾さんの内面が対比が素晴らしいなと思いました。
風に流されて崖に貼りつく針葉樹に対して、『慣れることと染まることは違う。咲綾はそう思っている』の一文で咲綾さんの性格が分かるようでした。
カモミールティーの話も、カモミールの花言葉には「逆境に耐える」という花言葉もあるとのことなので、咲綾さんの人生を暗示しているのだろうな、と。
細部までこだわった描写に脱帽です。
冒頭の爽やかな情景と、社会から脱落した咲綾さんという関係で、最初は咲綾さんが自然の中で心を癒されていく話なのかと思っていましたが、予想できない物語の流れで驚きました。
過去が分かり、だんだん不穏になっていくのが咲綾さんの細かい描写で現わされているのがよかったです。
オジサンの愚行を見逃せず、その後は間違っているのは社会だとして自分で正義を行った咲綾さん。
自分の信じる正義を貫こうとして道を踏み外した女性の悲しみがありますね。
でも、自分の正義に背かずに罪を償う咲綾さんはまたスタートラインに立てるんじゃないかな、と思います。
ありがとうございました。
あ、待ってください。
カモミールティーに科学的根拠はないってホントですか!?
毎晩飲んでるんですけど。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
伝えたいことはほぼ伝わっているようで安心しました。
オマケ。咲綾が「科学的根拠はないが効果はある」と言っていたカモミールティーについてですが、NCCIHのカモミールに関する記述によります。ご参考までに。
https://www.nccih.nih.gov/health/chamomile