一ヶ月間都会で運命の人探し日記。

蜂屋二男

第1話 田舎者が都会に出るとニートとフリーターの違いを知る。

 田舎で日本酒を造る蔵人をしていた僕は今、都会におるんじゃ。


 今の状況は非常に奇妙で珍妙でかつワクワクしている。なぜこの様な状況になったのかは、後々書く事にしよう。このエッセイは100%僕のリアルな経験を書くので、面白くない事も正直に書いていくのです。読者様の気持ちが少しは揺れると信じて。ここまでが自己紹介、それでは本編をどうぞ。


 昨日仕事を辞めて、今日勿論ニート・・・、いや正確にはフリーターと言うらしい。皆さんはニートとフリーターの違いをご存知だろうか。僕はさっき知った。


 僕は7時間前まで焦っていた、早く職を探さなければ、情けない人間になってしまう、つまりニートだと言われてしまう。困った僕はGoogleに質問してみた。何でもかんでも、Googleに聞いてしまうのは若者の悪い癖だ。

「ニートでも嫌われない方法」

 沢山記事が出てくるが、納得がいかず、しばらくはGoogleに馬鹿にされ続けた。

 Googleに聞くべきでは無かった。ただ、そんな中にこんな記事を見つけた。


『ニートとフリーターの違いを知っていますか?』


 お、これは面白い。その記事が言うにはこうだ。

 働く気があるものをフリーター、働く気がないのをニート。なるほど、多分僕は知っていた。

ただ誰かに言って欲しかった。あんたはニートじゃないって。





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