覺書-或いは單なるメモ書き

たぬきん

雜文



今から私が書かうと思ふのは○○で起きた事件である。

此處に一つの部屋がある。

貴方は知つてゐるだらうか。 十三年前に起きた悲劇を。凄慘を極めた現場を。



ー「おいおい、止めてくれよ。あゝ、こんなことになるんだつたら君に傳へなきや良かつた」


ー之は餘が日頃から思うてゐる一つ雜感である。願はくは續編を待たれよ。


あゝ、記憶が錯綜する。 ーお前は此の國に生まれたのだ。選ぶことなど出來はしまい。 

「お前が死ぬか、俺が死ぬか」


「おい、おい止めてくれよ。」

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覺書-或いは單なるメモ書き たぬきん @hide666

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