赤紫色のカバン
うちは小学校に赤紫色のカバンで行ってるよ。
赤紫っていう微妙な色、めっちゃ可愛くて好きなんだ。
帽子も、それに合わせた色にしてる。
学校のみんなにも
「「「いい色だね~」」」
って、好評だよ。
☆
うちは、女の子みたいだから、小学校の上級生に、いつも抱きつかれる。
運動場にいる時も、廊下を歩いてても
「あ、あやなっちだーっ!」
って、上級生の女子たち
ダーーーッ
と走ってきて
ピョンッ
とジャンプして
ガバッ
と優しく抱きついてくる。
☆
今日は音楽の時間。
音楽のソフィーナ先生は、女の可愛い先生。
クラシック音楽を聴く時間。
みんなでモーツァルトを聴く。
うち、クラシック音楽を聴く時間、好きなんだー。
でも、イレーヌちゃんは
コックリ
コックリ
してる。
☆
美術の時間。
絵を描いてる。
うちは、絵を描くのも、めっちゃ好き。
☆
体育。
運動場で走る。
体育も好き。
☆
うちは、学校で、いちばん好きなのは美術で、あと音楽や体育も好き。
☆
学校の帰り道、運河に架かる橋を渡ってたら、オーロラちゃんのゴンドラと遭遇した。
オーロラちゃんのゴンドラに、うちとマーリアちゃん、イレーヌちゃんの3人で乗った。
「「「オーロラちゃん!こんにちはー!よろしくねー」」」
「こんにちはー!」
ベネチアの運河をゴンドラで
スイスイ
そしたら
フワッ
と、ゴンドラはお空を飛びはじめた。
「「「うわっ!」」」
うちは、お空から、ベネチアの街の風景画を描く。
オーロラちゃんのゴンドラは、ゆっくり、お空を飛んでる。
マーリアちゃんは、お空でもギターを弾いてる。
イレーヌちゃんは、ゴンドラに座ってダンスしてる。
「あやなっちのカバンと帽子の色、めっちゃいいねー!うちも大好きだよー!」
オーロラちゃんにも、ほめられた。
「えへへ...そうでしょ」
やがて、ゴンドラは
チャプンッ
て運河に降りて
スイーーッ
と運河を走る。
「「「オーロラちゃん、ありがとう」」」
3人で、オーロラちゃんにお礼を言う。
「どういたしまして!また、どうぞ!」
「「「オーロラちゃん!またねー!」」」
オーロラちゃんとわかれて、運河沿いの街を歩く。
☆
広場に到着。
3人でベンチに座る。
ハトさんたち
パタパタ~
って、いっぱい集まってきた。
うちは、ハトさんたちの絵を描く。
マーリアちゃんは、ギターを弾きはじめる。
イレーヌちゃんは、ハトさんたちとダンスしてる。
うちら仲良し3人組だよー!
マーリアちゃんのカバンは黄色。
イレーヌちゃんのカバンは黄緑。
帽子も、それに合わせてる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます