第140話 登場人物紹介 完
ロマード・ハイマン
第九十八支部司令。
バルクス・アーウィン
死神事務所 第八支部司令。
セシリアと共に天国エリアを担当。
彼女と連携しつつ、そのエリアの全体の指揮を執っている。現在も艦を率いて空から敵の猛攻を凌いでいる。
ジーク・スタンバート
諜報部 副室長であり久藤の補佐をする冷静かつ有能な人物。
現在前線に出ている久藤の命により指揮権を彼女から預けられている。
戦闘能力は閻魔の城でエレインから指揮権を預けられたキール・スタイン司令と同じ位で彼もダミー体とはいえキース・マドックの奇襲を抑える程の実力者なのでジークも優れた人物であることが窺がえる。
カール・ライデン
『真なる選別者』達の手によって全滅させられた支部の一つ、第三十六支部司令だった漢であり、零番隊のアイオスの友人でもあった。
強い精神力の持ち主で自我と以前の姿を保てていたが、天界を滅ぼせという命令プログラムには逆らう事ができず、駅エリア南部でアイオスに頼んで武人として一騎打ちを申し込む。
闘いに敗れ、最期は彼に看取られる形で天界の未来を託し、満足そうに逝っていった。
ハニエル・サンダース
『二人の絆』エピソードで登場。
幼少の頃の当代大王の世話係だったシリウスによく無理難題を吹っ掛けられては付き合わされたりしていたが、なんだかんだ言いながらも付き合ってくれて割と仲が良い。
天界でも非常に有能な部類に入る治療士。
後に結婚。奥さんとの間に後の零番隊副長 マクエル・サンダースを授かる。
描写はされてないが現在大戦時も治療士として活躍している。
息子と違って戦闘力は皆無。
フィリア・ミズエル
没年二十七歳。 第六十と六十一話のアラン・カーレントの過去編に登場。
九十年前の天界、その天国の四十七番街エリアにOPENした喫茶店の店主。
茶色がかったロングヘアーと、優しい瞳が特徴的。
当時の一年程前に下界で不治の病で亡くなり、閻魔大王によって天国行を許された女性。
身体が弱くて生前は寝たきりで、当時できなかった事を色々やりたいと思っていた彼女は、天国での生活を思いっきり楽しみつつ、念願だった自身の喫茶店をOPEN。
小さなお店だが、自身を天国に導いてくれた天界で働いている人達や、様々な時代を生きてきた人達との縁や絆を紡ぎ、美味しいお茶が飲めるお店を作りたいという夢を叶える。
当時零番隊所属で彼女と懇意にしていたアラン・カーレントとは付き合ってこそいないが両想いで、付き合うのは時間の問題だった程の仲で、彼をよく揶揄ったりもしていた。
だが、ある事件に巻き込まれ、その魂ごと消滅してしまうという悲劇が起こる。
その際、彼女は駆けつけてくれたアランに自身の想いを告白、最期までアランの事を案じていた。
アランにもその想いは十分に伝わってこそいたものの、復讐心と怒りを抑える事ができずに、この事件がきっかけで彼は復讐の道を辿る事となってしまう。
※余談だがプロットの段階ではそこまで深く設定を掘り下げてなかったが、描いてるうちに作者が感情移入してしまい二話分しか出ていないにも関わらず後述のジャックと共に作者のお気に入りの人物となってしまい、その末路に描いてて泣きそうになってしまった。
ジャック・アイランド
フィリアの店の常連さんでアランの親友。
彼の為にフィリアとのデート用のチケットを渡してあげたりと二人をくっつけようと積極的に協力してくれていた。
気さくで明るく非常に心根の優しい漢である。前述のフィリアを襲った事件にジャックも巻き込まれ消滅してしまう。
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