登場人物紹介 ②

 リーズレット・アルゼウム 


 閻魔大王の妹で諜報部、その中でも天界最強の秘密部隊シークレットフォース 零番隊の総長を務めている。 


 兄である大王と同じ極神流一刀術の免許皆伝者で、そこから独自の剣に昇華、その剣腕は兄と同等か、それ以上とも言われていて、剣神の異名でも知られている。


 さらには陰陽術や忍術も極めており、天界における武の世界の達人であり、また超越者ともいえる存在。


 その戦闘力は天界最強の上級神に位置する女神達にも迫る程。


 兄との兄弟仲は良好。


 エレインとも仲が良く、何とか二人をくっつけようとしている。


 副長とのマクエルとも、強い信頼関係で結ばれている。


 黒崎や霧島の事も気に入っている様子で、特に黒崎の気配を感じて、彼に隠されている秘密も何となく察しがついている様子。 


 兄と同じく天界の平和を考えてはいるものの、常に自分と渡り合える程の強者と死合いたいと考える程の戦闘バトルジャンキーでもあるので、周りからは怖がられている事も多い。






 マクエル・サンダース  


 零番隊副長を務めている天使。


 天界最高の治療士であると同時に、非戦闘員がほとんどの天使であるにも関わらず、極めて高い戦闘能力の持ち主という稀有な人物。


 その実力はリーズレットにも一目置かれる程。


 彼女との信頼関係は確かなものだが、エレイン同様、彼女や大王の無茶ぶりには苦労させられているご様子。


 治療士としては京子、そしてアラン・カーレントの師にも当たる人物。


 彼の戦闘では氷を用いた能力や、高度なレベルの気のコントロールを六章で見せつけたが、それも彼の実力のほんの一端にすぎない。






 先代閻魔大王 


 当代の父親。 


 大王職は引退している。 


 その際に能力を息子である当代に引き継がせたが、極神流一刀術の腕前はまだまだ衰え知らず。


 一二〇〇年前の大戦時には、その圧倒的なカリスマ性と指揮力で、自らも最前線で怪物軍と戦った。


 一〇メートルを超える巨人型怪物をたったの一撃で粉砕する程の実力者。


 当代大王に受け継がれる力の一つ 

 業火による裁きジャッジメント・インフェルノが必殺技であった。






 葉原木京子 


 七八番治療院に勤める優秀な治療士。


 マクエルの弟子。霧島と同じ、祖先が人間の血を引いている様で、彼女は関西弁をしゃべる。


 気の良い性格でとても優しく、ノリの良い性格。


 閻魔大王相手にも一歩も引く事なく営業しまくっていたりする等、大した肝の持ち主。


 基本的に親しい者には下の名前で呼んでいるし、呼ばせている。


 黒崎の事が少し気になる様子だが、カエラとの仲をよくいじったりしては楽しんでいる。


 昔大切な人を亡くしている様だが……






キール・スタイン 


 諜報部所属 第七支部司令兼解析班責任者。 


 マクエルが敵から摘出した爆薬や、蚊を模した偵察用監視ロボを受け取り、解析している。






 ライネル・ハワード 


 死神事務所第二八支部の司令を務めていた男。


 半年前に『真なる選別者』の主力メンバーの一人に事務所のメンバー全員ごと惨殺される。


 他のメンバーが死後、意思疎通もできない程に精神的なトラウマを負わされていたが、大王達に対するメッセンジャーとして利用できるように手心を加えられた状況で殺される。


 それでも思い出すだけで、発狂しそうなトラウマを負わされていたが、大王に懸命に敵の情報を伝えるという大きな役割を立派に果たした。


 現在は死者の魂として治療院で療養中。



 前原省吾 


 享年八十三歳。 心筋梗塞を患いそのまま病院で家族に見守られたまま他界、天国行きを許可される。 


 生前はボランティア団体を設立し、慈善活動も積極的に行い、その人柄もあって多くの人から慕われていた。


 割とあっさり自分が死んだ事を受け入れて天国生活を普通に満喫している程の順応力の高さの持ち主で、ノリも良いし、意外と肝が据わっている御仁。


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