魔王
ミズシマイマイ
第1話 遭遇
浮いている何かと相対する俺。二人は睨み合い、同時に駆け出す。そうしてぶつかるとぶつかったところが爆ぜる。どちらの体力も消耗していてどちらが勝つかわからない状況になった。そんな状況を打破するべく俺はこう言う、
『メテオ』
と。
上から大量の隕石が敵に降り注ぐ。これは魔法で体内の魔力を使い空気中に魔法陣を描きそこに体外に存在するマナで魔法陣を満たすことで発動するものだ。今のは世界で俺しか使えない神級魔法で、それを使い敵はこの世から存在を消した訳だ。
「いや~今回の依頼は大変だったな。まさか最終奥義を出すことになるなんて。あれは消費魔力量が多いから使いたくなかったのに使わざるを得なかった。流石は中央ダンジョンなだけあるな」
とダンジョンから出てきた俺は言う。今回の中央ダンジョン最下層攻略の依頼の報酬は1最終奥義を出したのでそれに見合うだけの報酬をもらうつもりでいるからできるだけ早く冒険者ギルドに行って換金をしたいが、
「その前に教会に行ってステータスの確認しなくちゃな」
冒険者には決まりがあり、その中にダンジョンからの帰還直後にどんなことよりも優先して教会に行くという決まりがあるのだから仕方がないのだけれども納得しがたい。
ダンジョンからまっすぐに伸びるダンジョン街道沿いにそびえ立つ大きくて真っ白な大理石でできた建物。そう、教会だ。
俺は受付の人に挨拶をして中に入る。するとそこには二柱の神様たちの像がある。そのうち一つは首を折られてしまっている。この教会の記録書にはなぜ折れているのかというところだけが破れてわからなくなっている。だが、そんなことよりもその像の前にたつ大きな柱?のようなものに触れる。そうして眼の前に現れる透明な板のようなホログラム。そこには俺の名前、カイルとステータス、称号が表示される。
まずはステータスに目を向けるとどうやら今回の討伐ではレベルが上がらなかったらしいのでつぎは称号に目を向ける。称号はダンジョンの最下層にいるラスボスを倒すことで得られる。ちなみに俺が今までで獲得した称号は竜殺しと悪魔殺しだ。
期待して見てみると得ていたのは
『神殺し』
...チョットマテ。ゴッドスレイヤー?
神なんて殺した覚えはないぞ。
こんなステータスを牧師に見せようものなら絞め殺されてしまう。そうなる前に早く帰らねば。
そうして振り返ると牧師が居た。
「最近の調子はどうですかな?さっき聞きましたよ、まさか中央ダンジョンを攻略してしまうなんてすごいですね~」
「まあ、そんな大したことではありませんよ」
「でどうでしたか、ステータスは?今回得た称号も気になりますね」
うッ、なんて言えばいいのだろうか。ゴッドスレイヤーを得たなんて言えないしここは誤魔化すしかないか。
「レベルは上がっていませんでしたし、称号もあまり立派なものではありませんでしたよ」
「中央ダンジョンはでかいからすごい称号が出ると期待していたのですけどね。次の活躍を期待していますよ」
ええ、牧師さんに伝えられないのがすごく残念だけれども牧師さんも飛び上がるようなものすごい称号もらいましたよ。
「いえいえ、そんなことないですよ。ではまた」
そうして俺はそそくさと教会から出ていく。
早く帰りたい気持ちもあったが音沙汰を立てるべきではないと判断した俺は早く家に帰ろうと思い俺は冒険者ギルドによらず帰路につくことにした。
きっとそれが災したのではないかと疑うようなことが起きた。帰るまであと十数メートルのところで羽を十二枚持つ『何か』に立ちはだかられてしまい止まる。
くそう、なんなんだこんな時に。
「お主、ゴッドスレイヤーを持っているな」
な、なに。なんで隠していたのにバレたんだ。とりあえずここは動揺を悟られないようにどうどうと聞く。
「お前はなにもんだ」
「ああ、そうですよね。我が声をかけたのだから自分から名乗らないと失礼ですよね。
答えましょう、私の名は...」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
どうもこんにちは、ainaseraです。
学生なので本分は学業!
なので週に一度出せればいいなと思っています。週一以上だったら頑張ったねと思ってくださるとありがたいです。
初めて書くので文字数が全く足りませんがちびちびたくさん出そうと思っているのでどうかこれからも温かい目で見てください。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます