第8話

 ヴォーカルは決まっているが、演奏者がまだ決まっていないと言う。

 チャンスだと思った。

 アイツとソイツは活動休止してしまったが、アイツの音楽が再び聴ける。

 それだけではない。

 うまくすれば、その音楽にボクが入り込めるかもしれない。

 ボクは興奮した。

 ボクはそのオーディションを受けることにした。


 オーディションは混迷を極めていた。

 5人まで、演奏者は絞られたが、そこからが難航していた。

 そこで、アイツとセッションして決めると言うことになった。

 緊張はしたが、ただ、それだけだった。

 とても楽しかった。

 アイツと一緒に音楽に触れらて。

 すべてを出し切った。

 駄目だだったとしても後悔はない。

 後日、選考結果を待つのだった。

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