消息不明!?同僚のベータちゃんを探せ!… 05
そんな心配をしている最中、ものすごい痛みを背中に感じた。
ビッターーーーーン!!
「よっ!アルファくん元気してたーーー!」
思いっきり背中を叩かれたようだ。
しかもこの声は・・・
「ベータちゃんじゃないか!えっどうなってんの??」
「あー拉致されたかもって話し?」
「そうそう、墜落したって聞いたからめちゃくちゃ心配してたよ」
「あっそうなんだーー!アルファくんはまだパイロットじゃないから知らないのか・・・そりゃ仕方ないな」
ちょっとこの言葉には内心傷ついた・・・
「あっ、そんなつもりでいったんじゃないよ。ごめんごめん」
そういって僕の頭を軽く撫でてくるベータちゃん。
こういうところがなんというか何も言えなくなっちゃうんだよなぁ、、、
「私たちはね実際にその星まで行って現地を見るわけじゃないないの、訓練を受けないとダメなんだけど、いったん切っちゃうのよ」
っと言って僕の胸を指さし、スーッと頭の方まで持って行ったかと思うとパチっと切るしぐさをした。
「心と身体を切っちゃうってこと」
「えーーー!そんなことできるの??」
「訓練次第よ、それが私」
この態度もベータちゃんだからいいんだけど、なんでこうも自信があるんだろう、、、っていうか実力もあるから当然自信もあるわけか、それに比べて僕は、、、
「まぁそんなことで向こうで捕まったのは分身みたいなもんよ、でもそれも失態だわね。つかまっちゃいけないんだけどねー」
「それで向こうではどうだったの?地球人は優しくしてくれたの?」
「色々よ」
そういって、さっきまでの雰囲気とは一転して少し寂しい顔をした。
色々あったんだなぁ、、、少し話しを聞いてみないと
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