『ジン、魔法武術で異世界無双』
ミツルギ
第0陣 愛してほしかった。
生まれてきたことことが間違いだったのかもしれない。
何でこんな事になったのか、何度も理由を考えた。
滴る風呂のお湯にが真っ赤になりながら。
考えていた。
手首の切り傷の痛みは何も無い感じなかった。
それよりの、すっかり壊れてしまった胸が痛かった。
俺はいじめられていた。理由はきっと色々あったんだろうけど、何でも良かったんじゃ無いかと考えた。
『だってさ、俺の人生笑われて、蔑まれて、キモい死ねって言われて。なんのために生きてきたのかわからない。あぁ‥死にたくねーな‥‥』
お湯に涙が滴る。
もう寝てしまおう、大量の眠剤で意識が途切れていく。
そうして、俺は浴槽に沈んだ。
できるなら‥一度でいいから誰かに愛してほしかった。生きてていいよって言って欲しかった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます