蘇った邪神は今日も世界を悪へ導く

ちーずけーき

第1話



私、アシュタル・ベルガニスは今、感動に打ち震えていた

私の前に居るのは勇者と名乗る貧弱な人間ども

だが邪神たる私を打ち抜いて見せたのだ

貧弱な種族に生まれたくせに......!

だが、この勇者とやらは私の能力を侮っている



「ハハハハハ、これで終わりだ邪神!!」



勇者は私に剣を振りかざした

哀れだな、私は殺しても殺せないのに

しかも聖剣などと言うショボい剣では私などを弱らせることもできない

まあ潔く倒されるとしますか

私の首は瞬く間に切断され――――100



―――もう一度目を覚ますと私は

いつ見ても我が家は良いな

鏡を見るとやっぱり私が居た

私はコツコツと誰もいない城を歩く

ふふふ、待ってるがよい、人間よ

私が悪へと導いてやろう

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

蘇った邪神は今日も世界を悪へ導く ちーずけーき @04110411

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ