第2章 壁と直腸?
二人は、あの扉を開けて以来、続く道を
ただ真っ直ぐ走り続けていた。
三十分ほど走ると、なぜか外に出た。
しかし、道は、まだ真っ直ぐ続いていた。
二人は、その一本道をひたすら前へ走り続けた。
そして、そのまま三十分ほど走り続けると、なにやら「壁」のような物が、かなり先の方に見え始めてきた。
さらに一時間ほど走ると、やっと、その「壁」にたどり着いた。
闘「ただの壁じゃねぇか」
闘は、少し怒った様子で、そう言った。
然「壁は、高さもありますし、壁の左右どちらかに行くしかないようです」
闘「面倒くせぇよ。この壁をぶち壊した方が早いだろ?!」
然「しかし…」
闘「ドヤー!」
然が、戸惑っているうちに、闘が、壁に向かって気合いもろとも、拳で殴りつけた。
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