第十八話クリスマスパーティー

ほたるとゆりかは12月24日とても寒い中、部活帰り一緒に帰宅していた。




「寒いね~ 風邪吹くと特にスカートの中とか凍えちゃうよ」


「うん、でも明日からは部活も無いし外に出なくても良くなるね」




「そういえば明日はクリスマスか~]


「そうだね~」


「そうだ! クリスマス会しようよ!」


「あ~ いいかも!」


「でもやりたいことあるんだそれだと私の家だときびしいかも」


「どういうことやりたいの?」


 ほたるは耳元で小さい声で話す。


「わかった私の家でやってもいいよ!」


「やったー」


「じゃあ二人のことも私が呼んでおくね」


「うん、お願い」




そうしてクリスマス会の日程と会場が決まりクリスマス当日となった。


 最初にゆりかの家に到着したほたるは、一足先にゆりかの家に入って行った。




「いらっしゃーい」


「おじゃましまーす」


「わるいね~ゆりかちゃん家ばっかり使っちゃって」


「いいんだよ、私も「ケーキ作り」してみたかったし」


「ありがとう~」


「気持ち程度なんだけどこれ」




 そう言うとほたるは持っていた袋から沢山のお菓子を取り出してテーブルの上に並べた。




「ケーキの上にお菓子を乗せればいい感じになるかな~って」


「うん、いいね! でも、こんなに買ってお金大丈夫?」


「お菓子って見た目はでかいけど意外と安いから全然大丈夫だよ」


「ならよかった」




 しばらくするとにちかとめいひも到着し、4人はケーキ作りを始めた。


 四人それぞれが思うままにスポンジだけだったケーキに飾りつけていく。




「お、めいひの美味しそうだな!」


「きれいさよりも美味しさに重点を置いてつくったからね!」


「ほたるのケーキは、普通だな」


「普通で悪かったな!」




 そして全員のケーキが完成した。


 


「完成したけどもう食べていいのか?」


「ちょっと待ってね写真撮るから」


「わかった!」




 四人全員のケーキを一列に並べ、その後ろに四人が並んで記念撮影をした。




「写真送っておくね」


「家にプリンターあるから現像出来るからしてくるよ!」


「そうなんだ、ありがとう」




 しばらくするとゆりかが現像した写真を持ってきた。




「やっぱ実物の写真はいいね~」


「でしょー」




 そして写真を鞄にしまうと、ほたるが仕切り始めた。




「それじゃあケーキを四当分にして分け合って食べよう」


「ハーイ」




 ほたるは自分のケーキを切ろうとするが、飾りのお菓子が邪魔でなかなか切れない。




「ちょっと貸して、やってあげるよ」


 


 めいひが包丁を受け取るとあっという間にケーキが四当分になった。


 


「家庭科部スゲー」


「私の実力をほめてよ~」




 全員のケーキを分け終わった。




「いただきます」


「やっぱりめいひのケーキうまいな!」


「うんめいひちゃんが一番上手だよ!」


「うん、ありがとう!」




 そうして、聖なる夜は少女たちの笑顔に包まれながら更けていった。

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