第四話お家遊び

ほたるとゆりかは週末、ほたるのお家で遊ぶことになりました。


「へ~かわいい部屋だね~」


「このぬいぐるみってなに?」




 ゆりかが手に取ったのはアニメに出てくる謎の生物のぬいぐるみであった。




「それ、謎の生物だよ」


「なぞのせいぶつ?」


「アニメに出てくる謎の生物っていうキャラクターで、公式も謎の生物って言ってるからよくわからないキャラなんだよね、ま、かわいいからいいんだけどね!」


「へーそうなんだ、確かにかわいい」


「はい、座布団あるよ」


「ありがとう」




 話も一段落し二人共床に座りました。


「それじゃあこの前のはなしの続きを[それはもういい]え~」


「じゃあゲームする?」


「うんやろう」


「ちょっとまってね」




 ほたるは引き出しの中をあさり二人で出来そうなゲームを探す。




「これはどう?」




 大戦闘バトルシスターズ




「これはちょっと、本格的だからな~」


「じゃあこれは?」




 わいのクラフト




「動画で見たことあるけど難しそうだし、時間かかるらしいじゃん」


「ならこれはどうだ!」




 キノコカート




「いいねこれがいい」


「よしきたー」




 二人はゲームを起動した。


 そしてレースが始まろうとしていた。




「○ボタン進めるからね」


「わかった」




 ほたるは勢いよくスタートダッシュを決めたがゆりかはそんなことが出来るとは知らないので一人置いてけぼりになっていた。




「ほたるちゃんはやいよ~」


「どんなもんだ~い、おらどけどけええ~」




 ゆりかは思った、ほたるはゲームを始めると性格が変わる人だと。


 試合の結果はほたるが一位でゆりかが最下位でああった。




「ほたるちゃんいきなり勢いよくスタートしてびっくりしたよ」


「あ、ごめん説明するの忘れてた」




 ほたるはゆりかにスタートダッシュの仕方とゲームのこつを教え何度もレースに挑戦しました。


 そしていつの間にか夕方になっていました。




「そろそろ帰らなくちゃ」


「じゃあ最後に一戦やろう」


「わかった、じゃあこれでラストね」




 二人はレースをスタートし時間は流れ最終局面。


 状況はほたるが一位ゆりかが三位であった。




「ラストだし二人で勝ちたいんだよな~神アイテム来い、キタ~」




 ゆりかが引いたのは最強アイテムの一角、車止めであった


 このアイテムは自動で敵を追尾し当たると二秒間動けなくなるというとんでもないアイテムだ。


 レースゲームでは一秒一秒が大切なのでこの二秒が命取りとなる。


 このアイテムを引いたほたるは二位の相手にに攻撃をし無事二人で、1・2フィニッシュすることが出来た。




「「やった~」」


「最後あれ引けてよかった~」


「ほぼアイテムの力だったけどね」(笑)


「まあ勝てればよし」


「じゃあ私帰るね」


「うん、バイバイ」


「じゃあね~」




 数時間後


「あれ?なんかある」




 ほたるは机の下になにか見つけたようだった」


「あら~」




 それはゆりかの本であり表紙には百合の文字があった。

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