第三話お買い物

いっしょにお弁当を食べて仲良くなった四人は、放課後に近くのショッピングモールでお買い物をすることになりました。


ショッピングモールに着きにちかがうずうずしていました。




「着いたんだから早く行こうぜ」


「もう、はしょぎすぎないでよね」




 四人はショッピングモールの中に入っていきました。




「じゃあ、とりあえず本見よっか」




 ほたるがみんなにかくにんを取りました。




「うん」、「おう」




 本屋に入ると真っ先にほたるがお店の奥に消えて行ってしまったためそれぞれ自由行動することになり、ゆりかはほたるの方へ行きました。




「ほたるちゃんどこだろ」


「あ、居た!」




 ほたるは「アニメ化された本コーナー」にいました。




「先に行っちゃうから探したよ」


「あーごめんごめん、ここに来たときに思い出してね、つい」




 ほたるの手元をみると萌え系のマンガを手に取っていました。




「そのマンガ読んでるの?」


「うん、主人公がかわいくて読んじゃうんだ、これがアニメでやってて、見てたらおもしろくて原作も気になって読んでみたんだ、そしたらアニメと内容がけっこう違ってておもしろかったんだよ、それに絵柄も全然違ってて~~」


「うっうん」




 ほたるがオタクなことを知ったゆりかであった。


 その頃にちかたちは。




「めいひは何の本よむんだ?」


「わたしは料理の本かな」


「めいひ料理上手だもんな」


「そんなことないよ~」


「あたし知ってるもん、中学の調理実習のとき先生に褒められてたじゃん」


「ただ手順道理にやっただけだって」


「うまいくせに~このこの」




 にちかははひじでめいひをつつきました。


 買い物は終わり時刻は5時をまわり夕方になっていた。




「買い物っていがいといいもんだな~」


「な、めいひ」


「そうだね私も楽しかった」


「ほたるちゃんがあんな早口で話しててびっくりしちゃった」


「あ~本屋でのことね確かに早かったかも、なら、後でじっくりゆっくり語ろうじゃないか」


「えへへ」




 めいひは苦笑いを浮かべていました。


 四人は夕日に照らされ家へと帰っていきました。

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