自殺して幽霊になったので、幽霊を満喫します!

ケモナー分身体

第1話 幽霊化

………。私は、紫矢シヤ 幽華ユウカです。15歳です。趣味は、ゲームをすることです。毎日のほとんどを、ゲームして過ごしていました。こないだ、すごく悲しいことがありました。両親が死んだのです。交通事故です。とっても、つらいことでした。しかし、地獄はこの先だったのです。その日からは、いろいろと大変でした。お金がないから電気、ガス、水道などの生活に必要不可欠な物が止められて、学校も行けなくなりました。毎日、毎日生きるだけで精一杯でした。今日は、森に散歩に来ています。持ち物は、ライトと紐とメモ用紙とボールペンです。地図はないです。少し歩くとちょうどいい場所を見つけました。ここら辺でいいかな?私は少し周りを見てから、長くて頑丈な枝を見つけました。私はその枝に紐の輪をかけました。

「これでいいよね?」

私は、楽になりました。

―――――――――――――――――――――――


………?ここはどこだろう?私は誰だろう?周り見ると、ボールペンとライトとメモ用紙と、首を吊った人がいました。

「ヒッ!」

私は、思わず悲鳴をあげてしまいました。メモ用紙を見てみると、こう書いてありました。


「私の名前は、紫矢シヤ 幽華ユウカです。15歳です。これを読まれているということは、私は自殺したのでしょう。読んでいる人にお願いします。私の死体はそのままにしておいてください。このまま放っておいてください。」


と、書いてあった。………。これは私の死体かもしれない。私は記憶がない。そして、私は浮いている。物を通り抜けられる。そう考えると、私は幽霊で、これは私の死体かもしれない。ひとまず、私の姿を確認しなくては。私は近くの水たまりに近づいた。姿は写らなかった。………。どうしよう。

人に話しかけてみようか?

私は山を下山した。人に会ったが、気づいていないようだ。話しかけてみよう。

「こんにちは。」

〈ふ〜ん、ふ〜〜ん。〉

「こんにちは!」

〈ふ〜ん。〉

完全に無視だ。聞こえていないようだ。悲しい…。待て待て、落ち着いて考えてみよう。

私は幽霊で、あの死体は多分私の死体で、私は意識はあるが、記憶がない。これが今の状況。そして、今までの状況から考えるに、私は何らかの理由で自殺し、幽霊になり、そのときに記憶をなくしたと思われる。多分ね。ハハ。死んでいる。あまり実感がないな〜。しかし、死んでしまったことは仕方がない。私は、幽霊として生きてやる!!いや、死んでるか?とりあえず、私の意志は固まるのだった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る