図書室の匂いへの応援コメント
これは刺さりました。リアルに考えれば月と地球に別れても通信の手段はいくらもあるはずなんですが、あの頃の自分にとってはたとえば隣町に転校する、もっと言えばクラスが別になるだけでも世界の終わりなんですよね。その悔しさを五十年かけて取り戻した主人公たちの気持ちもまたくるものがあります。
しかし、この世界のおとなたちって極悪非道ですよね。子供たちを勝手に選別してサイボーグ化しておいて、地球の都合がついたら観光地化推進って、ひどすぎる。大人の側になった主人公たちが、どうか子どもたちには同じ試練を与えぬ勇気と愛情を持っていますように。
作者からの返信
Boldly_goさん
コメントありがとうございます!
学生時代ならではの遠さ、分かります。
いわば大人になって憧れの海外にようやく行けたみたいなものでしょうか。
大人の身勝手さってこの作品だけでなく世界中に転がってますよね。
戦争のために駆り出される少年兵とか。
政府が変われば方針も変わる。
そんなこともよくある話で。
よくある話だからこそ、こんなこともあり得るのかなと。
それを変えられるような大人になりたいですね。
ありがとうございました!
図書室の匂いへの応援コメント
段々変わっていくのって残酷ですね。
人間らしさを捨てないと月に移住できないのも、ちょっとリアルで怖かったです。
でも二人の自然なやりとりはほんわかしていて、柔らかくて、それが機械化される硬さと対照的で、より強調されていたと思います。
あと、なんて言えばいいのか分からなくてとりあえず「大丈夫?」って聞くの、共感しました。
最後の姿はきっと機械化された姿なんだろうけど、テクノロジーの進化で元の体に戻してあげてほしいなって思いました。
作者からの返信
柿原さんありがとうございます!
徐々に変わっていくからこそ、変わっていく怖さなんかがあると思って。
当たり障りのない言葉ってありますよね。
でもなんとなく伝わるというか。
主語はないんだけど、なんとなく。
地球が無事になるほど科学が進歩したなら、せめて見た目だけでも戻してあげて欲しいですよね。
お読み頂きありがとうございます。
図書室の匂いへの応援コメント
ああ…すごく心が揺さぶられました。変わっていく彼女を、こんな風に見届けなければいけないってとても辛いですね。それでも彼は彼女への思いをずっと抱き続けていたのですね。その彼の思いが、たとえ体が機械になったとしてもずっとオリエさんのそばにあり続けたならばとても素敵なことですね。
あ、それから『まるで宇宙をその中に飼っているみたいに見えた。』という描写が好きすぎてしばらくそこばかり眺めていました。
作者からの返信
瞳さん
コメントありがとうございます!
これはある種「テセウスの舟」をイメージしてまして、一気に機械の身体になるより徐々に変わっていくことでそれでも変わらぬ思いを持ち続けられるか、というのを表現したかったんですよね。
「まるで宇宙を~」の部分について言及していただいて嬉しいです!
月がテーマなので宇宙を入れてみようかなと思った部分ですね。
雰囲気に合っていたのなら嬉しいです。
ありがとうございました!