第10話

 4人は、耕三の死を見せつけられ、悲鳴を上げた。

「なんなのよ?」

「私たち死ぬの?」

「いやああああぁ!」

「死にたくない!」

「ご静粛に。これは、1億円を賭けたゲームなのです。ゲームに勝って1億円入って来るなら、割りに合うでしょう?」

 主宰者の言葉は、4人を黙らせるのに、十分な破壊力を持っていた。

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