【完結】ヤンデレVSボッチ

スパーク→雪白紅音

第1話 監禁された

僕は、目が覚めると僕の盗撮かな?と思う写真が部屋中に貼ってある場所に居た。


へぇ、僕って目があんなに細かったんだ、あっ、あの写真は僕が授業中に寝てたやつだ、ぐっすり寝てるな、なんの夢見てたんだっけ?


僕は、写真を見ながらそんな事を考えていた。

すると、いきなり扉が開き女性が入ってきた。


「あっ二宮にのみやさん、もしかして助けに来てくれたの?」


と僕が、声をかけると二宮さんは


「ううん違うよ、影春かげはる君」


「嬉しいな、学園1の美少女と噂の二宮さんに名前を覚えてもらえるなんて」


「ふふ、影春君はもう分かってるんだよね?」


「何が?」


「ここが、私の部屋だって」


「へぇ、ここが二宮さんの部屋なんだね、だけど僕の写真なんて貼って悪趣味だよ、僕の何処がそんなにいいの?」


そこで、二宮さんは考える。


「その性格や、目の細さや歯並びとか全てだよ」


「ありがとう、僕も歯並びには自信あるんだ」


「それに、これを見て」


と二宮さんは、1枚の写真を見せてきた。

その写真は、僕がさっき見た居眠りの写真だった。


「この顔、ものすごく可愛いよね」


「うーん、ごめんね自分の顔だから可愛いとかないんだよね、だけど二宮さんの顔は物凄く可愛いと僕は思うよ」


「ありがとう、影春君」


「ところでさ、この後ろで縛られている縄を外してくれない?トイレ行きたいんだよね」


「それは、ごめんね」


と言って、二宮さんは縄を外してくれた。


「ねぇ、二宮さんトレイの場所教えてくれない?」


「着いてきて」


と言い、二宮さんはトイレに連れて行ってくれた。


「ふぅスッキリした、ありがとう」


と僕はお礼を言って、二宮さんとさっきの部屋に戻り、僕は腕を後ろに回し二宮さんに言う。


「はい、縛っていいよ」


「ふふ、逃げないのね」


「なんで、逃げる必要があるの?好きな子と一緒の部屋に居るんだよ?逃げる必要なんてないよね?」


「それもそうね」


と二宮さんは言い、僕の手を縛った。


「それで、二宮さん聞きたい事があるんだけどいい?」


「何かしら?」


「僕の写真がいっぱいあるけど、1番好きな写真とかあるの?」


そこで、二宮さんは考えて答えてくれる。


「これよ」


と二宮さんが見せてきた写真は、僕と二宮さんが2人で写っている写真だった。


「これいいね、だけど僕カメラ目線じゃないね・・・」


「そうなのよね、カメラ目線で撮りたいわ」


「なら、今から外に撮りに行かない?今日は満月で星が綺麗に撮れそうだし、それをバックにツーショットとか?」


「それ、いいわね」


「なら、しゅぱーつ」

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