第3話

――おっ!?なんだお前、構ってほしいのか? しょうがない奴め!ほれほれ~♪ くっ……卑怯なり!!!しかし、ここで屈したら負けてしまう。

こうなったら意地でも耐え抜いてみせる!!…………………………

うぅ……もう無理ぃ……お腹減ったよぉ……。

結局、吾輩は最後まで我慢できずに降参してしまった。

仕方ないので、ご飯を食べに行くことにする。

台所まで行くと、そこにはご主人の奥様の姿があった。

どうやら夕飯を作っている最中だったらしく、鍋からは食欲をそそる匂いが立ち込めている。

そこで奥様がこちらに気付いたようで、声を掛けてきた。

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