第483話 3度目の結婚生活

隠し事が無くなった事で気持ちも軽くなった俺と新婚生活にの反応が初々しく一々可愛いケリー。


そんなケリーに心を許し今世に入った際に開いた大きな穴を埋めてくれる存在になるのにはそう長く時間は掛からなかった。



さて、結婚からこっち私生活が安定した事もあって、俺はライフワークの1つであるレベル上げのダンジョンアタックを本格再開させて貰った。


これ結婚を機会にオーガ皮の皮鎧を新調して多少防御力をアップした。とは言っても俺のメインの防御は今も前世と変わらず魔装なのだが今世はウッカリ死なない様に気を付けようと言う事だ。


武器は昔と変わらず、身体のサイズに丁度良くなった黄金丸を使って居る。


黄金丸を鑑定して見ると、

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【アーティファクトの剣】:異マルクが黄金丸と名付けた世界のアーティファクトの剣。

非破壊属性が付与された斬れ味抜群の逸品。


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とでたのであった。


道理で壊れず刃毀れ一つしない訳である。



因みに19歳になった現在の俺のステータスであるが、下記の通りとなる。

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名前:マルク・フォン・オオサワ

レベル:10

HP:265/265

MP:6856/6856


ギフト:異常耐性 物理耐性 魔法耐性 頑強 魔法 鑑定EX 魔力感知 魔力操作 剣術 投擲 魔力超回復 偽装 錬金 料理


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HPは身体の成長に伴って増えて逆にMPの増加は頭打ちに近い状況となっている。


また領地の大工事でもあったら魔力枯渇がおこるかも知れないので密かに期待しておこう。


ギフトに関しては全く増えて居ないが特に困る事は無い。


こうして、王都のダンジョンのアタックを再開するのであった。


まずはミノ亭に卸す為のミノタウロスを狩り尽くす勢いで狩ってブランクの空いた勘を取り戻す。


更にオーガの階層にも足を伸ばして冒険者ギルドに買い取りに出す為に綺麗に仕留める。

一応定期的に在庫を冒険者ギルドに提出して以来を熟して居るがこう言う機会に在庫のストックを補充して居るのである。


余り一気に出してしまうと買い叩かれてしまうので加減が必要ではあるが、ギルドカードが執行しない程度には定期的に依頼を熟しておく必要があるのだった。



新規の階層に進んで行くと尻尾に鞭の様な触手を生やした百足とも何とも言えない魔物が姿を現す。

鑑定EXで確認すると、

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【センチピード・ウィップ】:マカで系の魔物で尻尾の触手の鞭の攻撃には毒があるので注意。


あと口から酸を吐くので接近戦にも注意が必要。


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とあった。

この尻尾の触手の鞭が厄介でヒュンヒュンバチンと自在に飛んで来て迂闊に半端なレンジに留まれ無い。



取り敢えず、火魔法のファイヤーストームをおみまいしてやり、奴のアウトレンジから事無きを得たのであった。


暫く行くと、また同じセンチピード・ウィップが3匹の群で現れ俺の魔装に触手の鞭をヒュンバチンビシッと当てて来やがった。


俺の強固な魔装は破られる事は無かったがその鞭の衝撃で軽く身体がバウンドして、3匹の鞭にあしらわれて言い様に攻撃されて揉みくちゃにされたのであった。



漸く攻撃の切れ間に体勢を立て直し、先程同様にファイヤーストームを3匹纏めてお見舞いして肉のこごるなんとも言えない嫌な臭いとともに事切れたのであった。


そう、俺の放ったこのファイヤーストームは火炎旋風と言って、炎の竜巻状になった物で風魔法で酸素を送り込む事でより短時間で高温に達すると言う一味違った工夫をして居る物である。


元々は小規模のスタンピード様に考案した物であったが使う機会が余り無くて現世に居たる物である。

こうして、ドンドンと階層を進み無傷で愛妻の待つ我が家へと戻るのであった。

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