第456話 反撃の狼煙 その2

所用で炎天下に2時間程お出かけしたら調子を崩してヘロヘロになったたポンコツな私です。


そんな訳で多分今日明日ちょっと執筆と投稿のペースが乱れてます。ご容赦ください。


今年の夏、何処に行くと言う訳でも無いですが、体力的に夏はもう駄目かも・・・(;。;)

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精鋭隠密部隊による物資の回収も上手く行って俺達は砦を囲む様に封鎖をしていた。


朝一から砦内部が騒がしくなって普段だったら登る筈の朝食を作る際の煙すら上がらなくてドヤドヤと言う軍勢の不満の声が聞こえて来てニンマリする俺達。


このまま行けば1週間保たずに降伏するんじゃないだろうか?と考えるも、果たして降伏を我が国が許すのだろうか? かと言って降伏した兵士を無惨に殺す訳にもいかないのでどうするのかを、将軍や王宮側と話し合って貰う感じに我関せずにして放置する。


数千人規模の捕虜とか統率するだけでも面倒だからね。トラブルの予感しかしないし・・・。


そして1週間の時が過ぎ、何度か我らの包囲網を突破しようと打って出る動きがあったものの、その全てを返り討ちにして砦の中に押し戻した俺達は奴らの見える所で美味しい食事を取りながら奴らが挫けるのを今や遅しと待って居た。


そして1週間目の朝、砦に白旗が掲げられ砦の城門が解き放たれたのであった。



中から指揮官とその副官らしき人物の集団10名がヨロヨロとしながら出て来たと思ったら、降伏するので食料を分けて欲しいと懇願して来たのであった。




どうするのかを気になって対応を見守って居たら結局虐殺する事無く、ちゃんと奪取した食料を小出しに供給する事に決まって居たらしい。


普通に殲滅したとしても文句を言われる筋合いの物ではないのだが、我が国の国王陛下はお優しい事である。


でもトラウマ物の数千人規模の虐殺現場を目撃しなくても済んだのでホッとする俺であった。



こうして北西戦線は大量の捕虜をゲットして盛り上がる事も苦戦をすることも無く無事に表面上はケリが付いたのであった。




と王宮も我々も思って油断して居たのだが、4国からなる連合国側は納得して居なかった様で、第二次軍を派兵しようと招集を掛けたりして居たようだ。



不穏な動きの情報が入っておこのままでは何時までも戦争が終わらないと悟った我が国は、連合国の4カ国の王都を急襲する事にしたのであった。


その中にはかつて我が国の軍門に降った国は無く、俺達出て分けてして空路で各国の王都を目指して行く事となったのだった。



「結局、こうなるのか・・・なかなかままならない物だな。」と俺は独り言を呟き、担当となった、ゲーリッシュ王国の王都を目指し飛び立ったのだった。



毎日帰宅してるとは言え、孤独なそらの旅は暇で方向が合っているのか非常に不安な物であった。


今回俺が担当した一番遠いゲーリッシュ王国は、現在我が国の属国となったフランツ王国と仲の良かった国でこの機会にフランツ王国を我が国の属国から解き放ちたかったのかも知れない。


そんな訳で一番空飛ぶスピードの早い俺が担当となったわけであるが、フランツ王国経由したそこで得た情報を基にして飛んで居るのでちゃんと期日内に到着出来るか不安で仕方が無いなのであった。




1週間ミッチリと空の旅を続けて些か飽きて来た頃にゲーリッシュ王国の国境線が見えて来たのであった。尤も国境の砦の国旗を見た限りの判断で在るが、恐らく間違いないであろう。


夜中になると俺は王都の情報を得る為にこの国境の砦の司令官室に潜り込み、地図らしき物を探すのであった。



司令官室の戸棚の奥に丸まった地図を発見してそれを拝借して、月明かりの下で方向と経由するチェックポイントの都市をピックアップして行く俺大体の方向関係や大雑把な距離をメモした俺は一応念の為地図を基の場所に戻してから自宅に戻って朝まで寝るのであった。


こうして大凡ののほうこうや距離関係を得た俺は、翌日からその砦上空を出発して砦に一番近い都市を目指すのであった。


途中ちょっと方向間違った為に1日程掛かったものの無事に砦のバックアップ拠点である都市に到着した俺は其処からその次の都市を目指すのであった。



ここら辺は退屈な空の旅なので省略するるが、敵国民なので眼下の街道で盗賊に襲われて居る商人の馬車や何かがあっても敢えて助ける事はしなかった。


だが以外にこれは精神的なダメージとなったので、次からは、隠密モードで透明化して盗賊共を上空から狙撃して皆殺しにする様にしたのであった。


こうして自分自身の精神状態とモチベーションを保ちながら2週間飛行した結果、漸くゲーリッシュ王国の王都の大きな城壁が見えて来たのであった・・・。

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