第9話

いつの間にか日が落ち始めていたせいもあり、辺りはかなり暗くなってきている。……まずいな。これでは前に進むことができない。どこか休める場所を見つけなければ……。

すると突然、前方から何かが近づいてくる気配を感じた。警戒しながら様子を探ると、そこには一匹の猫がいた。

おそらくこいつは野良だろう。しかし何故こんなところに……。……まあいいか。ちょうどいい。こいつも仲間にしてやろう。

そう思い近づいたところ、向こうからも近寄ってきた。……どうやら好戦的な性格らしい。

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