月夜の空に天気雨

ヴァローナ・エルラット

第1話 今までの世界〜私の哀日常〜

 あらゆる花粉が飛び交う季節、春。

僕はこの季節が一番嫌いだ。

 花粉症もそうだが、この季節はクラス替え

という私にとって最難題問のビッグイベントだ。言うのは恥ずかしいが、正直かなり緊張している。

 校門を通過して中2の教室がある階まで駆け上がる。すると、先生が二人立っていた。

「おはようございます。ここにクラス名簿が掲示されているのでそこから自分の名前を探してください。」

はぁ( ´Д`)=3っといろんな意味で思いつつ探す。なんと1組だった。…

「まぁ、やばい奴はいないからどうにかな…らない!普通に女子が面倒な奴しかいないじゃん。ああ死んだ、もう即死しそう…」

 一人でズーンとしながら教室に入るとワイワイしていて、余慶落ち込んだ。

『ああ、馴染める気がしないよ助けて〜!イイィやゃゃぁぁぁぁあ‼無理イイィ。』と一人で心の中で叫んでいると、一人前の席の子が話しかけてきた。

「おはよー!覚えている?小6のとき同じクラスだった空衣未来だよ。同じクラスになれてうれしいな〜!!」

 小6かー、確かにいたな〜。てか、結構話していた感じだな。

「うん!覚えているよ〜。これからよろしくね!」


やっぱ、どうにかなりそうだなー。

                 一話完結

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