第9話用心棒

今夜は、缶ビール500を2本と350を1本飲んだ。ほろ酔いと言っておこうか。

全然、酔ってはいないのだが。

今日、仕事場で職員が面白い事を言った。

見た目がヤンキーみたいなおじさんとサングラスの僕たちを見て、

「会社の用心棒がいる」と。

僕は笑い、おじさんに、

「僕って、そんなに人相が悪い?」

と、尋ねると、

「うん。黙っていたら怖いよね。喋るとそうじゃないけど」

と、返事が返ってきた。

そうか~、僕はそんなに人相が悪いのか。

ま、鏡に映る自分を見て薄々感じていたが。

普通でも、デブで人相が悪いのに、白内障で乱反射するので、サングラスを掛けているのだが、これはしょうがないよね。

タモリとか鈴木雅之みたいに、もう僕の顔がサングラスと一体化しないといけないね。

だいたい、作家業や漫画家、歌手など芸術に生きる人間はサングラスの使用度が高く感じられる。

僕は作家でもなんでもなくて、ただ目の病気でサングラスしているのだが……。

土曜日は、日照りが酷く、視界が真っ白になり吐き気がした。

もっと、強めの色が入ったサングラスを買わなくては。それに、度が入るから最低3万円はかかる。6月だな。

今は夜で室内だが、サングラスをしている。もう、サングラスが癖になっているのだ。

ややもすると、厨二病になってしまい勝ちなサングラスは、目の病気の人間には画期的なツールである。

手術は今のところ話しは出ていない。

眼科の主治医は、普通のメガネの上からゴーグルでもいいかも、と言ったがメガネを2本同時に掛けるのはちょっと重たい。

行き付けのメガネ屋はRay-Banを取り扱っていないんだな。

浮気はしたくないし。

考えどころだ。

明日は、髪型は昔のサラリーマンのような、髪型で通勤しようと思う。

……人相、悪いってヤダなぁ~。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る