アンダーワールドストーリー~英雄はそこに居る~

みなと劉

第1話

概要説明 【ゲームの目的】

1.自分のキャラクターを育成して下さい

2.ストーリーを進めて下さい

3.『クエスト』をクリアーして下さい 【主な登場人物一覧】

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・『織田信長』……戦国時代の武将。「第六天魔王」を自称した事から「本能寺の変」で明智光秀に攻められる。しかし「関ヶ原の戦い」でも東軍の総大将として活躍し、その後天下統一を果たした事でも有名である。

また彼の家臣であった森蘭丸を愛していたという逸話もあるほどだ。そんな彼だが、実はこの小説の主人公なのだ。彼は「三国志演義」では曹操軍の武将として登場する。

そして「信長包囲網」が敷かれた際は、他の大名達と共に包囲網の一角を担っていた。しかし後に羽柴秀吉と徳川家康によって助けられ、最終的に「関ヶ原の戦い」にも西軍の一員として参戦していたのだ。その結果、彼は西軍の敗北により天下分け目の合戦にて敗北した武将となる。

つまり彼にとってこの戦いは非常に苦い思い出であり、その事が彼を覇道へと駆り立てていくきっかけでもあったりするのだが……。そんな彼に待ち受けているのは「関ヶ原の乱」か? はたまた「江戸幕府開府」なのか? それともまさかの逆転劇!? それはあなた自身の目で確認して欲しい。

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・『毛利元就』……中国・中国地方の大大名。元は中国地方の大名であったが、戦国時代に勢力を拡大していき九州まで領地を広げるほどの勢力を築いた人物。その手腕から、「戦国の三傑」の一人として称されている。しかしその一方で「厳島の戦い」の際に自ら犠牲になる形で息子2人を逃がす為に討死するという悲劇もあった人物でもある。

彼が活躍した時代は戦乱の世であり、国主でありながらも自らが前線に出て戦うという事も珍しい事ではなかった。なので当然毛利輝元も例外ではなく、彼自身も戦いに明け暮れていたという訳なのだろう。また彼は中国の戦国大名の中では数少ない知勇兼備の名将であり、『論語読みのベエモン』に登場する程だ。そんな彼だがこの物語の主人公だったりもする。彼は史実においても非常に有能だったが、この小説内ではさらにチート級の能力値になっている。そのせいか「チート武将」「歩く軍事機密」などと揶揄されていたりもするが、それも仕方がないかもしれないね。ちなみに毛利家の家宝として有名な「大経津鏡(おおふつかのかがみ)」は元就が所有しており、「大筒」も彼の作品と言われている。

そんな彼と主人公は一体どうなっていくのか……。是非あなたの目で確かめて欲しい! 

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・『上杉謙信』……越後守護代長尾氏に生まれ、「川中島の戦い」、「御館の乱」において連戦連勝を重ねる名将。また彼の率いる上杉軍は精強にして最強と言われており、「毘沙門天の化身」と称えられるほど。しかし一方では戦好きとも言われているため「戦争中毒者」とも呼ばれていた。

実際謙信の死後には後継者を巡って内紛が起こったくらいだから、それほど彼の名声とカリスマ性は高かったと言うべきだろうか。また彼は生涯で6度結婚しているという、戦国時代の武将としては異例のモテ男である。その背景には正室と側室の他に愛妾を20人も囲っていたという話もあり、女性関係でかなり困らない生活を送っていたと言えるかもしれない。まあ、それでも最後は正妻である妻の義宣に殺されるわけだけど……。そんな彼はこの小説においては「三国志」の英雄達と同じ扱いとなっており、歴史に名を残した英雄である。ただし、劉備のような親しみやすさはなく、どちらかと言えば冷酷無比というイメージが強いかもしれない。彼の人生は「川中島の戦い」で終止符が打たれたが、この小説内においてはどのような結末を迎えるのだろうか。それはあなた自身が見届けてみて欲しい。

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・『真田幸村』……武田信玄に仕えた猛将の一人。武田四天王の一人とも言われ、また軍師的存在でもあった山本勘助はライバルであったとも言われる。そのため「大坂の陣」で徳川家康に追い詰められた際には自刃しようとするも、それを止めたとされる逸話があるほど。

しかしそんな彼の運命は大きく狂う事になる。彼は関ヶ原の戦いでは西軍の大名として参戦し、その後「大坂夏の陣」で豊臣方の大名として参戦するも、結局は敗戦してしまい自害する事になってしまう。しかも彼はその際に「徳川を倒せ」という言葉を残して散っていくのだ。つまり彼にとって「関ヶ原の戦い」とは「大坂の陣」以上にトラウマとも言える事件だったと思われるのだが、その真実を知るものは誰もいない。そんな彼を救ってくれた人物こそ織田信長だったのだ! 信長との出会いが、果たしてどんな影響をもたらすのか? この物語では「関ヶ原の戦い」以降の話が語られている。つまりは家康に復讐したい気持ちを我慢しながら生きてきたのが「真田幸村」の人生であり、信長に出会った事で彼もまた歴史の表舞台へ姿を現す事になったのだ! つまり、あなたがプレイすれば、織田信長と共に天下統一を果たそうと奮闘した「幸村」の物語を体感できるという事である!

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・『源義経』……奥州平泉の豪族「藤原秀衡」の息子として生まれる。彼は幼少期より父から武芸を叩き込まれ、12歳にして都へと上り「頼朝」に仕えるようになる。しかし後に彼は頼朝の期待に応えられなかった事がきっかけで、兄義経に「義経千本桜」の「牛若丸」役をやらされてしまう。しかしそこで彼が目にしたのは兄の非情な姿であった。そんな時に出会ったのが『平家打倒』を目指す「弁慶」という人物で、2人は仲間となる。その後彼は平氏を滅ぼす為に奮戦していくのだが、その過程で『平家打倒』を目指していた武将が次々と殺されていく事態になる。その責任を感じてしまった彼は出家して僧侶となってしまうのだが、そのせいで『壇ノ浦の戦い』では船に乗る事が出来なかったという不運に見舞われる。その結果、彼は「入水自殺」を図るが一命を取り留めてしまう。そしてその後は「鞍馬天狗」となり、数々の武勇伝を重ねていくのだが……。しかし最終的に彼は捕らえられ、伊豆大島へと流刑される事となる。その島でも様々な試練があり、そして最終的に彼を待っていたのは過酷な運命だった……。

しかしそんな中、ついに彼を救い出す人物が現れる。それがなんと信長だったのだ! その事に恩を感じた『源義経』は再び天下統一の為に立ち上がり、今まさにその夢への一歩を踏み出そうとしていたのだった!

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・『前田慶次』

……前田家は鎌倉時代にまで遡る事が出来る名門中の名家で、代々将軍家の傍仕えとして重用されている。そして彼の家系も例外ではなく、代々幕府の要職に就いてきた一族でもある。しかし彼の家系はある問題に直面していた。それは彼の祖先にあたる人物が「前田利家」という大名だったという事である。彼は利家の子に当たる人物なのだが、「豊臣秀吉」「上杉景勝」に仕えながら「徳川家康」に反旗を翻した事で「秀吉暗殺」を企てた罪で「おとりつぶし」を命じられてしまい、最終的には斬首される羽目になってしまう。その出来事は彼に大きな影響を与える事になり、以後彼は自ら進んで幕府に仕官するようになる。しかし彼もまた、そのせいで「関ヶ原の戦い」に参戦できずに「お取り潰し」を受け、さらに「配流先」として「佐渡ヶ島」に流されるという悲惨な結末を迎える事となった。だが、そんな彼にも希望はあった。その「希望」こそが「徳川家康」の存在だったのだ! 家康が天下統一を果たす為に戦っているという噂を聞き、「彼は必ず天下を取るだろう」と考えた慶次は「家康」の元で戦いたいと願い続けた。だが、彼の考えとは裏腹に「家康」は彼の事を邪魔者としてしか認識していなかった。そんな彼を救ったのは「上杉謙信」だった。「上杉家」に降参する事を決めた慶次には生きる目的が出来たが、そんな彼の前に立ちはだかったのが徳川家康であり、結局彼は「関ヶ原の戦い」に参戦する事になる。そして彼の目論見通りに家康は敗れる事になるのだが……。

結局のところ、徳川家康が本当に欲しかったのは、自分を倒してくれる者だったのではないか? それならば自分の代わりに倒してくれる人間がいた方が得ではないかと考えるようになった徳川家康は、結果的に「徳川政権」の安定の為という名目で豊臣家と和睦を結ぶ。しかし徳川にとって最大の敵はやはり豊臣家である事は明白だったため、結局慶次の存在を利用する形で徳川の力を蓄えようと画策する事になったのである。そしてこの小説においては「関ヶ原の戦い」以降の徳川の動きを中心に語られているため、豊臣家の行く末を知るためには必須と言っても良い話であると言えるかもしれない。

ちなみにこの『真田幸村』や『前田慶次』、それに『源義経』、『織田信長』、『羽柴秀吉』などの戦国武将達は皆歴史のIF的な立ち位置になっていると言えるかもしれない。何故なら彼らは皆、本来歴史の表舞台に出るような事がなかったはずの人物であるからだ。しかし彼らの活躍がなければ今の日本の形は無かったとも言えるかもしれないので、決して無意味ではないとも言えなくはないのだが……。

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・『織田信長』……「桶狭間の戦い」では今川義元を討ち果たし、その後勢力を拡大させていった。しかし、その後に「比叡山焼き討ち」や「東大寺焼打ち」を行い、「大坂本願寺」との戦いをも始めるなど、残虐性を発揮してしまう一面もあった。しかしそんな彼を最も支持したのが『豊臣秀吉』だったのである。彼が最も恐れたのは徳川勢による天下統一であったが、その可能性を大きく減じさせた要因の一つがこの織田信長の存在であったと言われている。そのため「本能寺の変」が起きると、秀吉は信長の息子達を全て殺してしまおうと考えたほどだったが、結局は実行には移さなかった。しかしそのせいか、この物語は「天下統一目前」というところで終わりを迎えてしまう。つまり、あなたがプレイした時には、既に「天下統一」を果たして平和が訪れた世界という事である。つまりこの物語の中で語られたのは、あくまで織田信長と豊臣政権の関わりについてであって、その後の徳川との関りについてはあまり詳しく語られる事がない物語であったと考えられる。そのため「天下統一目前」の「大坂の陣」以降の物語を読みたい場合は、『伊達政宗』を主人公にした「戦国乱世」編の作品を読む方が良いかもしれない!

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『プレーヤー設定を行ってください』

【名前】……あなたのプレイヤーネームです。本名は避けるようにお願いします。

(例:山田太郎、佐藤花子)

また、本名に近い名前は避けた方がいいかもしれません。

(例:田中一郎、山本次郎、斉藤洋介)

・『性別』……男女どちらかを選択してください。男性の場合は「男」「女」どちらでもOK。

・『年齢』……10代から30代までの年代の中から一つ選択してください。

・『職業』……あなたの現在の職を選びます。『農民』などは選べないようになっています。(*『忍者』は除く)

ただし『商人』と『冒険者』は選択可能。『盗賊』なども選択できるが、戦闘向きの能力を持たないため、基本的には非推奨。『戦士』も非推奨。『剣士』は少し特殊で、剣技が使えるようになるため、かなり優遇されている。

なお、職業によってステータスの上昇補正が異なる。詳しくは別項にて。

・『髪の色』……『銀』から『金』までの範囲から一つ選択してください。色を変更すると他の能力値が初期化されてしまいますのでご注意。また、変更は出来ても再作成は出来ない。よく考えて選ぶべし。

(*赤系の『ピンク』も可だが、「桃姫」になるだけなので非推奨)

・『瞳の色』……こちらも同じく『青』から『紫』までの範囲から一つ選び、それ以外の色は不可。

なお、変更は出来ても再作成は出来ない。よく考えて決めるべし。・『身長』……160cm以上200cm以下の範囲内で一つお選び下さい。

・『体型』……肥満度、骨太さ、筋肉量、体重などの数値をお好みで。特に希望がない場合は非表示にしておきましょう。

また、性別が男性の場合、体格に反映されるのは『筋肉量』のみとなります。

その他については、筋力以外全て自由に変更可能。

「性別」に関しては、「男」「女」の二つが選べるのは前述の通りだが、「外見」については「身長」はともかく、「体型」は「細身」「普通」「ぽっちゃり」「大柄」「痩せぎす」「逆に大柄」「ぽちゃ」のいずれかを選択する事になる。「身長」や「髪の色」と同様に、これらの数字にも制限があるものの、それ以外なら基本的に自由に設定できる。

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「ふむ……。なかなか良い感じではないか!」

『プレーヤー名「マサト」で登録しました』

『プレーヤー名「マサコ」で登録しました』

『プレーヤー名「マサキ」で登録しました』

「えーっと……。じゃあ俺は……」

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