第18話
目が覚めると、そこには異様な光景があった。
俺は黒い服の人たちに囲まれる。
「・・・ご主人様・・・ご主人様良かった。」
横にいる真川さんに癒される。
「あの、これはどう言うことでしょうか??」
そして人がやって来て、俺に説明してくれた
「目を覚ましたましたか、大変良かったです。」
「ありがとうございます。それで一体??」
「今回貴方様に骨折と倒れるまでの損傷を与えてしまった件についてです。」
「骨折??」
そこまでになってたのか、
「そして、今回の事件についての責任問題なのですが、」
「はい。」
「まず、説明しますと、貴族の剥奪になります。」
「えっ、待ってください!!俺は」
「貴方様じゃなく損害を与えた二人についてです。」
俺は忘れていたことを思い出す。
貴族同士仲良くしようや
「貴族が貴族に損害を与えることは重い罰になっております。なので罰として」
「まじですか」
「はい、事件を説明すると、川上は奴隷に立川以外を気にしないでやれと命令し、立川は川上には絶対に当てるな、あとはすきにやれよと命令しました。その為、貴族による指示があったことが認められます。」
えっそんなこと言ってたっけ??
「貴方様が教室に入る前に証拠は取れています。」
「証拠??」
あの中で録音できた人はいたのか?
「奴隷達には、別の主人の奴隷が近くにいる場合に首輪の撮影機能が動くようになっています。」
「その為、今回は計画的反抗だと認められ、二人は貴族の剥奪になりました。」
はぁはぁ何それ??いやこの法律になってからそんなことばかりか、
「一つ、貴方様にお願いがあるのですが、」
「何ですか??」
「今回の件で二人の所持する奴隷の長崎様と神谷様は平民になられたのですが、貴族様に攻撃したので罰を受けなければなりません。」
俺は忘れていたことを思い出す。
奴隷が貴族に大きな怪我や死亡に繋がるような行為をした場合、罰が与えられる。
「なので、二人には罰を与えないと行けないのですが」
「はい」
「どんなことがよろしいでしょうか??」
「え・・・解放はダメですか?」
「大変申し訳ありませんが、それは出来ません。」
「じゃあ、何も無しは」
説明の人は声を変える。
「それでもよろしいのですが、あのぉ、出来ればですが、私から頼みなのですが、」
「はい?」
「貴方様の主人になると言う罰でどうでしょうか?」
「はい??」「何だって??」
横にいる真川さんも驚いてる。
「もし、この罰でない場合、知らずの人の奴隷になってしまいます。」
「・・・それは」
手が触れる。
「ご主人様、私からもお願いします。」
俺にとって
幼馴染と氷川さんは俺を虐める正直苦手な人だった。
だけど、ほっとける訳がない。それに
「お願いします。二人を友達を助けてください。」
真川さんも頼んでるしね。
「はい!わかりました。」
「・・・ありがとうございます!!」
この説明さんは頭を下げて感謝する。良い人だったのかもしれない。
「それではその罰を実行して来ます。」
「あっ、すいません聞きたいことが」
「何でしょうか?」
「俺の妹、未来 雫を知りませんか?今奴隷になっているのですが、」
「・・・すいません。その情報は私も持っていません。あと調べても分からないと思います。」
「そうですか、ありがとうございます。」
そして、説明の人は部屋を出た。
「ご主人様!!」
「真川さん??」
女の子に初めてがっしり抱きつかれて、焦る。
「死んだかと思いました。心配しました。」
「あはは、俺も」
「・・・何が俺もですか」
「何か言った??」
「いえ、何でもありません!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます