言葉狩り

七星北斗(化物)

1.言葉を知る。

 何のためにルールがあるのか?


 それは民のためか?


 はたまた権力者のためか?


 ルールとは、他者から個人、個人から他者を守るために存在する。


 しかしだ、権力者のためのルールも多くあり、モラルに欠ける。


 集団で生きる以上は、ルールは不可欠。であるが、手前勝手なルールに関しては、どの国でも無い方が珍しい。


 争い事が多く、口は災いのもと。このことわざを元に考えられたのが、言葉に関する法律である。


 「言葉狩り」といった単語が生まれたのも、近年の出来事であった。


 言葉に対する法律とは「差別用語」「脅迫」「下世話」「下品な話」「誹謗中傷」「嘘」「侮辱」代表的なものとしては、これらが挙げられる。


 言葉に関する法律を破れば、どうなるかというと。重罪の場合は、処刑。軽度な場合は、再教育を施される。


 自由を求めるが故に、カターラ猫を象徴とした旗をシンボルにする組織。フリーサイドと呼ばれる集団が登場した。


 フリーサイドは、言葉狩りに遭った罪人の支援を行うことで。国家、世界すら敵に回してしまった。


 国から懸賞金を懸けられ、フリーサイドを犯罪組織として、メンバーの指名手配が行われた。

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言葉狩り 七星北斗(化物) @sitiseihokuto

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