女流蘭学者始末記

美作為朝

人物紹介

     <蘭学者たち> 

     

 佐伯花流斎さえきかりゅうさい     女性蘭学者、幾度も破門になるも故あって蘭学家、佐伯龍斎さえきりゅうさいの跡を継ぐ。もとは水呑み百姓の三女できぬという。

 

 佐伯龍斎さえきりゅうさい     藩随一の蘭学者。花流斎の師匠。月姫殿の変で藩から放逐される。


 佐伯幽斎さえきゆうさい     花流斎の兄弟子。龍斎に波紋され現在流浪の身。


 佐伯しの     佐伯龍斎の妻。老女の身とはいえ玄洋堂を切り盛りする。



     <藩>


 戸山多聞とやまたもん     家老戸山多左衛門の嫡男。祐筆を務める。

 

 戸山多左衛門とやまたざえもん     家老。藩内を取り仕切る。


 宿毛家貞すくもいえさだ     藩主。


 


 


                

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