糞人生謳歌


人間関係、仕事、学校、何かで失敗をしたら

人生に絶望をして、でも、そんな事をしている暇はないから立ち上がって前を向いて明るい方に進んでいく。だけどそれは気のせいで。



全部が真っ新に無くなっていく。


私は暗い、月夜の明かりも見えない夜道を歩いていて。

前を向いたけどもちろん明かりなんか見えるはずもない。

心に開いた大きな空洞は埋まらない。


きっと私の人生のどこかで道を間違え、もう、二度と、戻れない。


戻れたとしても、いつも暗い方に目を向けて、明るい現実から目を背けるのだろう。


私自身、暗い人生がお似合いで、このまま永遠に続く。

だから、開き直れば良いのに。

甘えた人生、甘えた生き方をしているおかげで其れができなくて。

明るい人生を期待してしまう。


何もかも全てを失った時。


きっとこの命を簡単に捨ててしまう。


病んだ。辛いとか。

そんな甘ったるい言葉では救えるはずがない私のこの気持ち。

誰にも理解されなくて誰にも話すことができない。


居なくなっちゃいそうな人、もの。

それらに縋りついていたら醜い執着の塊になってしまった。


自立していて、他人に干渉しない、興味がない。

そんな人が本当に羨ましい。


興味がないことはよく無いことだと一部では言われているが

私はそれ以上に幸せなことはないと思っている。



諦めて絶望、虚無の日々を過ごすか。

少し期待して努力をして、明るくてキラキラ輝いている日々を手に入れるか。


どちらを選ぶかと問われたとき、きっと私は前者を選ぶのであろう。


もし一度、私の人生の過去の記憶を無くしたら後者を選ぶが、過去の記憶を無くす事など不可能なこの世界

キラキラ輝いている日々の先にある、来るか解らないような絶望に毎日怯えて眠れない日々を送ってしまいそうで、後者を選ぶことはできない。


嗚呼、醜くて鬱くしいこの人生。

今年いっぱいは頑張ってみようと思う。





  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る