第3話 猫

濁流から猫を助けた。

昔飼ってた子と毛色が似ていた。

病院に行こうとしたらびちびち暴れたので、連れ帰った。

キャットフード、食べない。

ミルク、目を離した隙に空になった。

自分用のおにぎりもなくなってた。

そして、後頭部の口から盛大なげっぷを放ったのを見た。

これ猫じゃない。

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