謎の力 クロノス(姫) は時を操る力で最強のようです

ウニーモロコシMARK2

前章

始まりと金職カード編

第1話 嵐の前のなんとやら

高校生活を普通に行っていた。

友達が普通にいた。

数少ない親友もいる。

それだけで普通の人生を送れていると十分に言えるのではないだろうか。


そんな僕、河野普翔かわのひろとは、

車二台分の道幅がある普通の下校路を歩いていたのだが、

ふと横に進む路地の突き当たり、といってもすぐそこなのだが、

そこに見慣れない物、違和感を感じとった。



ハテナ



と思い、気になってしまった。



近づいてみると、それは下ようなものだった。

白く縦に長い直方体のようなものに

回せそうなものと、自販機についていそうな取りだし口が付いている?



俗に言う、ガチャマシーンという奴では?



多分お札を入れるようなところに、(うん?、ガチャにお札?)

1・ 万・ 円・ の文字。 お一人の一生に一回のみ の注意書き。



はは、まさかこれは1回1万円するガチャとおっしゃるのか?



誰がこんなものするんだ、冗談がすぎるぞ。と思って、





気づいたらなけなしの1万円を投入している自分がいた。

後悔しても、もう時すでに遅し。

入れてしまったのなら仕方がない、とわりきった。

この謎のマシーンによって、一人の諭吉さんが犠牲になったのだ。

なら、せめてすごいやつを・・・



ガラガラッ



金属でできたような重厚なカプセルが出てきた。

これは期待大!



開けてみるとそこには・・・





カードが折れ曲げられて入っていた。



うん。ゴミ。

いや、まだ希望あるだろ!あきらめてどうする!

もしかしたら、旅行券かもしれないのだぞ。1万円のガチャだぞ。(?)



カードゲームのカードのように真ん中に謎の絵が入っており

そのうえにはこう記される。



クロノス(姫)と。



これが諭吉さんだった物か〜コンチクショー!?と

カプセルを投げてしまうところだった。



悟りを開く。

はは、普通の人生を送っている身、この展開は予想していたよ。

こんなもので人生変わるほど甘くはないのだよ、諸君。

(誰に向かって言っているの)


下校路に戻り、また普通の生活に戻っていく。

その手には、ちゃっかりゴミとゴミ

(カプセルとカードという名称を出してあげようよ。)が握られていた。

これを使うことはないな。(フラグ)

これは黒歴史として永遠に封印するのだ。(フラグ)


そして、家に帰って、いろいろしていたら日がくれて、

眠ってしまうのだった。

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