其の拾壱 不正とは?

 先日車の話を投稿いたしましたが、今回は2024年のクルマ界を語るうえで外せない大きな事件について、個人的な想いを書かせていただこうと思いました。


 昨年末、同年四、五月から続いていた衝突実験不正の対象が全車種になりましたダイハツ工業。

 主に安全性について、国に許可を貰わなければならない試験内容を改竄し乗員の命を守れない状態の車を販売したという事になっています。さらにかねてから言われていた、ヘッドライト光軸のズレも発覚しました。

 試験内容だけでなく回数なども虚偽の報告をしていました。


 その不正件数は二五項目一七四個。全車種が不正されており、すぐに出荷生産が停止いたしました。この不正件数は未だ増え続けています。芋づる式。

 さらに今年一月にはグランマックス、トヨタタウンエース、マツダボンゴが形式取消が決まり、キャスト、ピクシスジョイのリコールも検討されました。

 

 さて、前代未聞の事態ですが、これに対して春音は「会社の体制・慣習に起因するユーザーに対する裏切りであり許されることのない行為」だと思います。


 今回悪質なのは内容も勿論、その後の動向です。

 もともと海外で行った不正が国内で発覚、その調査のうちに全車種と広がったのですが、会見で親会社トヨタは「責任はない」と発言(開発製造依頼をしたことで重荷を背負わせたことは指摘)し、さらにダイハツ社長も「対象車種も安心してお乗りいただける」と発言。

 エアバッグもサイドの安全性も満たしていない中、なにを持って安心なのか憤りを覚えた方も多いようでした。また、一部車種について受注取り消しも発生しており、信じて購入したユーザーは無下にされました。

 要するに騙されて売らされた、買わされたのですから、そこは見逃すことはできません。もともとダイハツの品質低下は一部の方から指摘されていましたし、春音も正直なところ「やっぱりな」でした。


 今回、やはりダイハツトヨタ側の体制の問題が大きく、二社は企業として根幹を見直していただきたいです。さらに、全く無関係の系列会社、MAZDAにも迷惑がかかっていて、本当にふざけんなと言われても仕方がございません。

 これから先どうなるかは解りませんが、ダイハツという会社の評判と信用は地に落ちていますので、これまで通り、とはいかないでしょう。


 今ダイハツ車(対象のトヨタマツダ車)にお乗りの方は、お気をつけてお乗りくださいませ。もちろん、好きなお車でしょうから愛していってあげてくださいまし(^^♪


 さらに豊田自動織機も、多くの車種に搭載されるディーゼルエンジンとフォークリフトで排ガス検査不正を行いました。北米でも同じことがトヨタで起こっています。いずれも出荷停止が発生しております。


 今回は少しデリケートな話題を扱いました。あくまでこれは春音の捉え方であり、ダイハツユーザーさん、特定の関係者さんを誹謗中傷するものではないことをご理解ください。

 そのうえで、この事件について、貴方がどう思うかをよく考えて生活してくださいませ。


 【わかりやすく解説している動画】

 MOUSOU CAR GUIDE様(YouTube)

 URL:https://youtu.be/4BkS49T9LOs?si=VYW_JeOTEV9ajsit


 【春音が解説している記事】

https://note.com/miqy_suzuki/n/n6b0e80fa9af4

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