詩または文章集

薄星

黄緑の葉

樹の葉が、いつのまにか薄く光を通さぬほど色濃くなっていた。

少し前までは、あんなにも細く新しかったのに。

濃い緑がさらさらと揺れる。

どこからが新しく、どこからが古いのか。

命の全てを新しいと思えるほど、見つめ続けていたいと思う。

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