第23話戻らない明日に 戻らない過去に

一人また一人と消えていく


未来への扉はこんなに近くにあるというのに


僕はあの扉の先に行っていないはず


それなのに自分の事を納得しているときもあるんだ


満足しそうになる時もあるんだ


僕はまだ何もしちゃいないのに


僕の存在を認識できてないもう一人の僕がいるんだ


自分がどこにいるかさえ分からない そんな所かもしれない


それでいて充実している少しだけど 矛盾もある


一人また一人と消えていっている


不安は勿論あるけれど 今の自分ではしょうがない


弱気になると過去に逃げたくもなる けれど

       イマ

今は自分なりに現在を生きれていると思う


もしかすると僕は未来への扉を通り過ぎたのかもしれない


それで未来からその扉を眺めていただけかもしれない


過去が素晴らしく思えすぎて


過去への扉が自分なりに造って想像していただけかもしれない


馬鹿らしいけどしょうがない


現在の自分で生きる それはできていると思う


それだけで良いんだ それだけで


いつもの事だけど地道に生きよう


戻らない明日に 戻らない過去に 気持ちをいかさず

イマ

現実を生きよう いつもの事だ

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