11

「仁さん、最近なにしてるのですか?」


「最近は、若者の恋路を応援している。みてて、楽しいし。」


「だから、外出から帰った時はニヤニヤしているのですね。」


「ニヤニヤしてたのか俺?」


「してましたよ。でも、楽しそうで何よりです。」


「アリーは最近、なにしてるんだ?」


「訓練してり、アンに言葉を教えたり、花を育てたり、教会の子供と遊んだりしています。」


「そうか。最近フェルと仲良くレズしてると聞いたが。」


「それもしてますよ。フェルちゃん可愛いですし。」


「アリーの方が可愛いよ。」


「もう。ん〜」


庭で、花に囲まれながらアリーといちゃつく。


「アリー聖女って知ってるか?」


「知ってますよ。教皇様の娘さんとか。一度回復魔法の練習に付き合ったことがあります。」


そこで、仁は閃いた。

ヘンリー君を鍛えてやろうと。


「カーリーに頼もう。」


「カーリー?あの子が何か?」


「いや、ちょっとな。」


カーリーにヘンリー君の師匠になってもらうべく、

カーリーに頼んだことろ。

ケーキ一週間分で承諾した。


「いいか。カーリーお前は、今エロい体をしているんだ。

10歳のヘンリー君を刺激しすぎるなよ。」


「分かったます仁。私を信じてください。」


巨乳を揺らしながら、答えた。

こいつ絶対わかってないだろ。

ヘンリー君の性癖が曲がりませんように。


それから、冒険者ギルドで異世界あるあるの一悶着を起こした。

ヘンリー君にカーリーがたまに剣を教えることになった。


「仁。ヘンリーとかいう小僧が私をいやらしい目で見てきます。

私は仁と結婚していると言うのに。」


「ヘンリー君は10歳で冒険者をして、人肌恋しいいんだよ。」


ヘンリー君になんとなく娼館を紹介してやろう。


「カーリーどうだ。ヘンリー君は才能はあるか?」


「あると思います。10歳の剣士の中では最強じゃないでしょうか?」


「すごいな。さすが剣聖の幼馴染だな。」


「ところで、仁はなぜヘンリーを気にかけているのですか?」


「若者の恋路のためだ。」


ヘンリー君は異世界転生あるあるをこなしていった。

10歳がそんなに目立ったから、色々なやつが魔の手を出したが、

俺がもみ消しといた。

そんなことを半年続けた。

アリシアちゃんのメンタルケアはアリーに任せといた。

アリーはホリー教である程度の立場もあるし。


「やっとだ。やっとこの日が来た。ぐふふ」


今日は、アリシアちゃんとヘンリー君が再会する予定の日。

アリーにアリシアちゃんを誘導してもらって、

カーリーにヘンリー君を誘導してもらって。

再開場所は王都の教会。楽しくなってきた。


ーーーーー教会ーーーーー


「アリー姉様。遅いな。何かあったのかな〜?」


「カーリー師匠。なんでこんなとこに呼び出したんだ?」


再開した。ついに二人が再開した。


「えっ!!ヘンリー!!」


「もしかして、アリシア!!」


驚いてる、驚いてる。


「なんでここに、ヘンリーが?村にいるんじゃないの?」


「それは、こっちのセリフだよ。お前は学園じゃないのか?」


そんな感じの再会を済ませて、ヘンリーは約束の話を始める。


「アリシア。決闘をしよう。約束したよな。俺がお前を守るって。

俺強くなったんだぜ。」


「無理だよ。だって、ヘンリーは初級職の剣士だよ。剣聖に勝てるわけないよ。」


そんな感じの口喧嘩をしたのち、

アリシアちゃんとヘンリー君は決闘を始めた。

結果は引き分けだったけど。

すごいな。ヘンリー君。初級職が上級職と引き分けるとは。


「アリシア、これからもっと強くなって、絶対お前を迎えに行くよ。」


「うん。待ってる、ヘンリー」


二人はいい感じにキスの約束をして、別れた。

ふぅ、いい仕事をした。

これからも、こいつらのこと適度に助けてやろう。

勇者に毎月、勃たない呪いをかけるサービス付きで。


「楽しかった。これから、もっと多くの若者の恋路を助けていこう。」


仁は、恋のキューピットとしての楽しさを知ってしまった。

これからは、誰を幸せにしようかな〜。


「とりあえず、アンが最近リバーシにハマってるらしいから、

遊んでろう。」


もうそろそろ、5人のガキどもを旅に出させるか。

リンダルシアたちの後輩の5人娘、俺は2期生と呼んでる。

2期生のメンバーは

犬獣人のフール

狐獣人のフォースリー

精霊人のミーティア

サキュバス双子のアイリーンとマイリーン


こいつらも今や12歳ぐらい。

こいつらは一期生の馬鹿どもと違い、頭がいい気がする。

だって、本を読ませたし。大丈夫だよな。

こいつらも、中級職だし、装備は強いし、道具も揃えたし。

十分だろ。


「お前ら、明日から、世直しの旅に行ってこい。半年に一回ぐらいは帰ってこいよ。いいか、偉いやつは暗殺だぞ。わかってるな。」


「わかっております。パパ」

犬獣人のフール

「寂しくなりますわ。」

狐獣人のフォースリー

「パパ抱っこ、抱っこ」

精霊人のミーティア

「「もしかして、ミーティアに興奮してるのこのロリコン〜」」

サキュバス双子のアイリーンとマイリーン


二期生にはパパと呼ばせている。

精霊人は成長が遅いので12歳だが7歳児と言っておかしくはない。

ミーティアの旅はもう少し後でいいかな?


「ミーティア、ちゃんと旅できるか?」


「できるよ。できたら、褒めてくれる、パパ?」


「ああ、褒めるよ。何かあったら、すぐ逃げるんだぞ。」


「うん〜パパ好き〜。」


「俺も好きだよ。」


それから、お別れをして、旅立たせた。

精霊人は精霊が守ってるし大丈夫だろ。

新しく10人の10歳児を買った。

乳母も新しく5人買った。


「屋敷を増築しないと。」


屋敷の増築は無茶苦茶疲れた。

屋敷を大きすると、管理を必要とするし。


歓迎会を開いた。10歳児は寝かしてから大乱行が始まったが。


リンダルシア達が帰ってきた。成人して帰ってきたので、ちょっと見ない間に大人になっていた。

成人したから、みんな孕ませたが。アリーは3人目、エルザ達は2人目の子供を孕ませた。乳母も5人ほど孕ませた。


「我ながら、やりすぎたな。家事を手伝うか。異世界の人は妊婦でも働くが。」


異世界は基本、多産多死なので、妊婦でも普通に働く。

それと、驚いたことに

竜人のリンダルシアは上級職の竜騎士姫に

エルフのシシリーは上級職の弓姫に

ドワーフのキンランは上級職の斧姫に

アマゾネスのサザンカは上級職の戦闘姫に

虎獣人のシュリは上級職の虎姫に


やっぱり、甘やかして育てたせいか、全員、姫になってた。

こいつらは馬鹿だが、顔と体がいいためモテるらしいが、

馬鹿だから絡まれたら、すぐ暴力に訴えるらしい。

話し合いで解決しろ馬鹿ども。

俺たちの屋敷は、宝石の街ジュエリーに近いから、俺の子供を産んだら、

髪の色と同じ、最高級の宝石をつけた結婚指輪を渡すようにしている。

5人は指輪は渡すと、泣いて喜んでいた。

そう言うところは可愛いと思った。


「お前らも、人妻か。もう4年も経つんだな、早いな。」


まあ、人妻にしたのは、俺だが。

こいつらも、母親になったら、頭が良くなっているかもしれない。

そう願おう。


ーーー3月後ーーーーー

出産ラッシュになった。

15人生まれたし。母乳出るやつ多くて助かった。

それにしても、女の子しか生まれない。なぜだろう?

俺が異世界人だからだろうか?

この世界は、男だろうか女だろうか、職業と才能で強さが決まるので、

男女平等なんだよな。

防音の魔道具があるから、赤ん坊の鳴き声が、聞こえないのはいい。

みんなで、分担して、子育てできて結構楽しかった。

一番年長者のアンが姉ぶってた。可愛い。

慰労会ということで、アリー達と一期生に赤ちゃん達を任せ、

改築した露天風呂、もはや高級旅館みたいになってるが、

そこで、乳母20人を集め、全員で裸土下座をさせ、大乱行した。

これこそ、異世界で俺が求めていた生活だと。

アリー達にバレて、無茶苦茶怒られたけど。


あとなんか、固有スキル、『魔精』が発生した。

Hしまくった男に現れる、超レアスキルらしく、

効果は精液の媚薬化らしい。性行為意外に使えないスキルだ。

スキルレベルに応じて、媚薬の効果が強くなるらしい。

それに、状態異常耐性を貫通するらしい。

アリーで試したら、アリーが無茶苦茶積極的になってかわいかった。


リンダは無明ダンジョンで遊んでいた。赤ドラゴンは暑い場所が好みなので

砂漠エリアが好きらしい。

なぜか知らんが、羽が4枚になっていた。進化でもしたんか?

赤ちゃんの育ちは早いので、3月もしたら、一期生達はまた、旅に出て行った。

後、露天風呂に砂風呂とサウナも作った。

俺は、乳母達に月小金貨5枚(500万)という、とんでもない給金をあげているのだが、何に使っているのかと聞いたら、

実家に仕送りが一番多かった。へぇーみんな偉いな。

まぁ、乳母達が俺に素直なのは金を持ってるから。この理由が一番大きいんだろうな。

奴隷妻20人に母親を雇えないか提案した。

子育ての方法がわからないからだ。奴隷5人の母親を雇って、子育てを手伝ってもらった。残り、15人の母親は死んでいた。

全員30は超えているが、色気ムンムンの人妻っだったので、初日の歓迎会から

手を出した。魔生を飲ませて。母娘丼は最高だった。


子育てはほとんどそいつらに任せっきりになった。

だって、子育て経験者だしな。

コツコツ進めていた、無明ダンジョン攻略が10階層に突入して

ボス戦だった。

無明ダンジョンの10階層のボスの巨大ゴーレムを倒すと、ゴーレムは消え

宝箱が現れた。

そして、その中に紫ポーションが入っていた







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