第5話 乗馬 二人の会話
「夜になる前に宿に帰らないと」青年の声
「そうですねジェローム様」少し甲高い少年の声
馬の上で二人はのんびりと会話をしている。
「シスター・マリアンヌは元気そうでしたねジェローム様」
「ああ、安心した 亡くなった戦友の妹だ 彼女は知らないが‥」
「マリアンヌは笑う表情は兄に面差しがそっくりだ」
異国の青年‥赤みかかった髪のくせ毛のジェローム
緑溢れる風景の中で
木々が葉擦れの音をさやさやと奏でていた。
その中、田舎道をそれぞれ馬に乗り会話する二人
「マリアンヌが修道女の仕事として赴任した仕事先、辺境地の孤児院が
人買いの盗賊たちに襲われて‥」
「偶然ですけど助けられて良かったですねジェローム様」
「また、再会できるとは思わなかったな」軽くため息が一つジェローム
「今回は寄付も奮発出来ましたからジェローム様」長い黒髪の少年
今は丸眼鏡をかけてている。
「ナジム」ジェロームは少年に話しかけた。
「はい、ジェローム様」少年、ナジム
「亡くなった彼のおかげで俺は命拾いした
もっと奮発出来るように頑張らないと‥ナジム」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます