第6話 日常の変化
朝目が覚めるともう横には瑞稀はいなかった。
土曜日なのに早いなぁ
毎週平日は瑞稀の方が出るのが早いので朝は瑞稀が当番だが土日や休みの日は俺が支度をしているので珍しいなぁと俺もベッドから立ち上がる。
リビングに向かうとテーブルにはもう朝食が作られていて横には瑞樹からのメモが置かれていた。
内容は
昨日はお疲れ様、今日は同期の綾と遊んでくるから夜帰ってくるね。
PS:ウチはノリくんの企画好きだから応援してるね!
あー、そういえば土曜日遊んで来るって言ってたな、今週は忙しくて右から左だった。
今週は忙しかった…
そうだよな慣れないノルマ以上の仕事もしたし、そりゃ忙しかったよな
忙しいかったけど届かなかったな…
俺は今週を振り返り昨日あった出来事を思い出してしまった、同期の嫌いなやつには負けて、挙句社内で大暴れ。
瑞稀からはフォローの手紙。
うーん、月曜からどんな顔して行こうかな?
いや…過ぎたことはしゃーない。今日は久々に家でのんびり過ごしちゃおうかな!?
切り替えが大事と自分に言い聞かせて今日なにも予定がない俺は朝食を食べながら何かやってないかなとテレビをつけた。
この時間のテレビを観るのも久々だな、お!今日は1日晴れで風もないからお出かけ日和、金曜から公開の映画が既に大ヒットの予感、などの情報番組もたまには面白いなと俺が思い始めた時とあるニュースを目にする。
そして俺は暇してる場合じゃないということに気づくことになる。
「さぁ、今日はこちらのニュースで持ちきりですね!サーディンズの歴史的逆転勝利についてです!」
…ん?
「なんと巨大チームキングオルカを弱小サーディンズが後半に意地の反撃、サッカーの歴史の新たな1ページが書 き込まれましたね!」
え?サーディンズ?
後半意地の反撃?
俺は昨日の帰ってからを思い出す
-ここからサーディンズの逆転勝ち-
オイオイ、まさか…まさか!?
俺は慌てて寝室にある金平糖を取ってくる。
これは本当に本物なのか?
夢かと思ったあのキタカタとかいう謎の人物、そして金平糖。
本当にキタカタから貰ったものだったら…
俺は何かで無性に試したくなり窓を開ける。
何か、自分に関係ない何かないか!?
そう探していると可愛い女子大生がスカート履いて歩いてるでわないか!
なんだ?何をする?
そういえばさっき今日は無風って言ってたよな?
これはあれを試してみるしかないと金平糖を一粒口に入れ
「目の前の女の子のスカートよ捲れろ!」
-ガラッ-
そう言い俺女子大生を注視する。
が、風は吹かない…
なんだよサーディンズは偶然かよ!
と俺がツッコミ入れそうになった瞬間、さっきまで風が無かったのに突然の突風が現れ
「キャッ!!!」
女子大生のスカートを瞬く間にめくれ上がりピンクのレースのパンツがあらわになった!
そして女子大生のスカートを捲ったあとは今の風が嘘のように無風の状態に戻った。
オイオイ…これはもしかしてもしかしてするかも!?
俺はテレビ観てる場合じゃねぇと勢いよく外へ飛び出した
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