第160話 立浪監督元旦インタビューから

元旦、立浪監督へのインタビュー記事が、中日新聞及び各スポーツ紙に並びました。


独占ではなく、同じ場でインタビューして答えたのではないかと思われる位に、似通っているのですが、紙によってピックアップの仕方、表現が異なるので、並べてみました。


そして、ここから見えてくるのは、以下の点です。

・立浪監督自身が、"采配"をしっかりやらないといけないと自覚している=この二年の采配に課題があったと認識し、改善しようとしている。

・メンバーを大きく入れ替えてよしとしているのではなく"機能させるように"、監督がやらないといけないと責任を感じている。

・中田を中軸に期待しているが、先発を確定としているわけでなく、中島・ビシエドを含め、キャンプ・オープン戦で「様子を見る」という公平なスタンスとしている。

・ゼロからのスタートと言いつつ、Aクラスではなく"優勝"を目指している。


一部ファンが心配しているような「自分のひどい(彼ら基準の)采配の責任を自覚していない」「中田を贔屓して、ビシエドを干す」「場当たり的で、優勝を目指しているのか?」などの疑問に応えている内容かなと思います。


また、中田が立浪監督の叩かれぶりを慮って「立浪さん、今ものすごくたたかれているよな。でもさ、その半分はオレが引き受けてやる」という発言をしたと中日スポーツが年末に報じていましたが、逆に立浪監督は「しっかり守ってあげたい」と期せずしてエールの交換をしているのも、微笑ましいですね。


↓以下、元旦インタビュー記事からの参考引用です。


【中日新聞】

「おめでとうございます。過去2年間は選手をどんどん入れ替えて、2軍レベルの選手も(1軍で)使った。今年は采配を含めてしっかりやっていきたい。最下位から優勝したチームもある。優勝を目指して戦っていきたいと思います」


【中日スポーツ】

「今年は采配を含めてしっかりやっていきたい。最下位から優勝したチームもある。優勝を目指して戦っていきたいと思います」


―内野手という意味では中田翔も加わる

 「4番、中軸の経験を生かしてほしい。(新加入の)中島もまだまだやれる。代打でいいという選手はいないと思う。力のある選手を使っていくというところでスタートしたい。ビシエドも競争するチャンスは与えないといけない。様子をみます」


 ―石川昂も様子を見る対象か?

 「そうです。秋のキャンプで一番鍛えたい選手でしたが、(左膝痛で)最後の数日合流しただけ。オフにどれだけ練習して春のキャンプにどういう形で来るかはひとつ大きなところですね」


【日刊スポーツ】

中田について

「ここ3、4年は全試合に出ていない。もう1回、キャンプから体の方の調整もしないといけないと思う。まだ打順とかは現段階では決めてない。」

「少々やんちゃなイメージはあったが、かわいげがある。この前、会ったら随分大人になった印象。すごく人間もいい。中日に来て、良かれ悪かれいろんなことを言われると思う。しっかり守ってあげたい。」


中島・ビシエドについて

「中島も41歳だが、打つ方が良ければ、チャンスはある。本人も代打だけで終わる気持ちもないとは思う。力のある選手を使っていく。そういうところからスタートはしたい。ビシエドも競争するチャンスは与えないといけない。様子をみます」


今年について

「2年こうやって負けて、ようやく戦力も少し整ってきた。今年は自分がうまく機能させないといけない年。采配も含めて、機能させていけるようにやっていきたい。」


【報知スポーツ】

「2年間でメンバーを変えてきた。チームも変えないといけないし、結果を出さないといけない。ようやくゼロからスタートできるかなという気持ちです」


ファンについて

「勝つこと、優勝することを期待していると思う。我々は勝ちに飢えている。いろんな意味で変わらないと、チームも簡単に変わらない。プロ野球選手はファンを喜ばせるプレーをする。そして、勝ちにつなげる。当然、そのための努力をする。もっと頑張ってファンの期待に応えられるように。気持ちを新たにスタートしたい」

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