第148話 2023年ドラフト会議終了
渡会選手事前一位表明もあり、すっかり頭は入団してくれる気分になっていたので、
抽選で外れたのは、実に残念でした。
ただ、こればかりは縁と割り切るしかありません。
ただまあ、次で亜細亜大の草加投手も抽選となりながら、当たりを勝ち取れたので、
よかったと考えなおしました。自分自身、もともとは大学生投手豊作の今年は、一位
は大学投手で行くべきと思ってましたし、先発で十分に活躍が望める東都の有力投手
が指名できたのは大きな成果でしょう。
草加くんには、根尾・仲地と来季の先発枠を競って欲しいものです。
さて二位では、阪神が上位候補指名という意思を見せ、巨人もずっとマークしている
と言われた三菱重工Eastの津田啓史内野手を指名。
大型ショートながら、俊敏な動きと強肩を生かした守備範囲とシュアな打撃に定評が
あると、中日新聞では評価されていて、かなり期待できそうです。
ただ、続く三位で同じ内野手の仙台大辻本が指名されて、これはかなり驚いた。
辻本は大学日本代表で、世代ナンバーワンと言われるショート。日米大学野球選手で
優勝も経験している好選手。二・三位に同一ポジションを重ねる指名の意図に困惑
した。ただよく考えれば、今季の終盤はショートをカリステが守り、ショート守備指
標がセ・リーグ一位のはず龍空がセカンドに回っていた。立浪監督から見ると龍空の
ショート確定には物足りないところがあるのでしょう。
ただ、いつまでも来季32歳のカリステを頼るわけにはいかず、正遊撃手を来季は固め
たいという強い意図の現れなのだろうと考えました。
正直、今季はショートだけでなく内野特に二遊間は、「やってもらわないと困るか
ら」の起用だったと思う。シーズン最初5月くらいまでは福永・村松の打棒も振るっ
たが研究され、疲労が溜まるとミス・打撃不振が目立った。龍空は守備は良かった
が、開幕以来打撃はずっと低空飛行のママ。それでも、時に二軍落ちはあっても、彼
らは使い続けられた。
「京田・阿部のトレードと三ツ俣の戦力外が問題だったのだ」という批判を何度聞い
たことか。
その彼らも一年の経験で成長するだろうし、期待のルーキーだった田中幹也が回復し
て戦力になるだろう。ただ、それを待って期待するだけでは低迷から抜け出せないと
いう監督の判断による、この指名なのかなと思う。
チーム内競争を、より激化させて底上げを図るという意図なのでしょう。
実際、村松・福永や田中幹也は指名選手の詳細を聞けば、尻に火が付くのではない
か? 特に田中幹也は追う立場のはずが、いきなり追われるわけで、慌てるでしょう。
石垣・溝脇は言うに及ばず。
個人的には、ショートはカリステ・龍空・津田・辻本の争い。
セカンドは、村松・田中・石垣で競う。
福永は打撃を磨くことに注力して、サードとファーストメインになるのではないかと
考えます。
まあ、このあたりは私の妄想。真実は、来年二月三月のキャンプ・オープン戦で明ら
かになっていくでしょう。
しかし、そうした意図があるかもとはいえ、内野手の年齢構成が2000~2002年生ま
れで6名の渋滞なのは、偏り過ぎ。そのくせ内野の最若手は、相変わらず星野。
来年こそは高校生内野手を入れたいところです。
まあ今ドラフト、気になったのは、この二・三位指名のところくらいで、全体と
しては良い指名ができたのではないかと思います。
育成含めて全10名指名。内訳は、投手5 捕手1 内野手2 外野手2で、バランスは取れ
ています。上述したように高卒の内野1名、高卒投手は2名など、もう少し年齢調整で
きていたら、更に良かったかなというところです。
一点だけ気になったのは、結局ホームランバッタータイプのスラッガーの指名がなか
ったこと。新外国人や、まだ若い細川・昂弥・鵜飼の一段の成長に期待でしょうが、
高校生のロマン砲の指名があってもよかったなぁ……
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