第142話 ありがとう、ありがとう
福田永将、堂上直倫、谷元圭介、大野奨太。
永い間、ありがとうございました。そして、お疲れ様でした。
みんな、ドラゴンズになくてはならない存在でした。
まだまだやれる、そんな思いを感じさせずにはいられない引退試合でのプレイ姿。
目に焼き付けさせていただきました。
今シーズン、あなたたちの姿をもっともっと、試合で見たかった。そして若返りを進
めるドラゴンズの若手選手に、ドラゴンズ魂を、その数々の経験・知識を注入しても
らう機会を作れたのではないか、「若くない=蓄積したスキル」の価値の貴重さの活
用方法をもっと工夫できたのではないか、そんな思いが込み上げてきてなりません。
村松が、堂上の守備について「エグいっす」「安心感がある。エラーしない。周りを
カバーしてくれる。準備を何通りもしている」などと評したという記事を読み、どこ
までそうした経験あるプレイが後輩内野手に引き継がれたのか心配になった次第で
す。何せ堂上は内野守備が崩壊気味になった前半戦の苦しい時期には呼ばれず、8月
下旬になってようやく一軍に上がったのだから。しかも、すぐに一度戻されたわけだ
から。9月の試合での動きを見ていると、彼をもっとうまく使えていれば、村松・龍
空・福永の参考にも、支えにも十分なったのではないだろうか。
他にも、前半石橋が故障で「捕手不足」が言われた時に、大野奨太の活用がなかった
のも残念だったし、谷元も後半戦一軍に上がれなかったが、夏場のリリーフ疲弊時期
に活用するチャンスがあったのではないか。
福田だけは、「代打の切り札」として機能しかかったところで、ケガしてしまったの
で、やむを得なかったが。
とはいえ、最終的にはそれぞれ選手ご自身で引退を決意されたわけで、「残念」「ま
だやれるのでは(特に最終戦マルチヒットの堂上直倫 ! )」とは思いつつ、素晴らしい
引退セレモニーを見ていると「やり切ったんだな」と納得できました。
皆さん、ご家族への感謝を熱く語っていたのが印象的でした。そのご家族のために
も、家庭のもとに帰っていくことも、大切ですね。
さて、その感動的なセレモニーに勝利で花を添えて欲しかったが……ダメでした。
中日 1 - 3 巨人
東京ドームで巨人を逆転で倒したあたりまでは機能していた打線が、10月の二試合で
は全くつながらず。岡林・細川が完全に止まってしまったのが痛かった。
この状態を見ていると、ヤクルトが明日の試合で敗れることなど期待せずに、甘んじ
て二年連続最下位の汚名を受けるべきだなと思いました。
来季の捲土重来を期すべくフェニックスと秋季キャンプを頑張るしかないですね……
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