科学エッセイ・・水

水は誰でも知っていますよね、水道をひねれば何時でも出てくる最重要なインフラです。H₂O(エイチ・ツー・オー)は、水の化学式です。それも誰でも知っているのですが・・ しかし、水ほど知られていない物質は有りません。


アルコールや食料油・ガソリンや水銀など 常温で液体状の物質は様々有りますが、どの液体と比べても水は特別なのです。他の液体が持っていない性質持っているという意味で水は特別な物質だと言えるのです。


例えばアルコールは油を溶かすことが出来ますよね、だから油汚れを落とすのに使えます。ガソリンも油やゴムを溶かすことが出来ます。しかしアルコールやガソリン・オイルでは金属を溶かすことはできません。だから車のエンジンは金属で作り、燃料にガソリン・潤滑油にオイルが使えるのです。ガソリンやオイルはエンジンを溶かしませんからね。


ところが水は金属を溶かすんですよ。海水には塩素・ナトリウム・硫黄・マグネシウム・カルシウム・カリウム・炭素・酸素・窒素・二酸化炭素のほか 金や鉄・アルミニューム・銅やチタンの金属を 酸化物として溶かし込んでいるのです。こんな液体は他には有りません。


この水の性質を使えば、何であろうと水に溶かして運べると思いませんか?


そうなんですよ、それを使っているのが我々生命なのです。細胞や血管の中に有るのは水ですよね、その水に溶かして運ぶのです。酸素や栄養は水に溶けた状態で運ばれ、廃棄される物質も水に溶かした状態で廃棄されます。それがオシッコですよね。


水のこの不思議な性質が無ければ生物は存在しません。

水の凄さを解って頂けましたでしょうか?

それでは次の科学エッセイまで・・(^_-)-☆





***

時々科学エッセイをやりますので、化学好きな人はご期待くださいね^^

科学エッセイを書いた時は近況ノートで告知しますのでよろしく。


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