仏教徒でもお宮参りをする。
貴方が仏教徒だとしても お宮参りをしたはずですよね・・
何故だと思いますか?
人は生まれて直ぐに人間に成るのではありません。生まれた時は人格も無く・・お猿さんのようなものなのです。生まれて1か月が経った時 神社に行って神様に生まれた事を報告するのです。その時神主様が あなたの代わりに神様に報告をして 神様の魂を分けて頂き その魂を生まれた子供に授けるのです。
「はらえたまえ きよめたまえと かしこみかしこみ まおすう~・・・」
心に魂が入って 初めて人間に成ります。
しかし人間社会は混沌としていて 生きていれば魂は汚れるのです。その汚れた魂と”おさらば”する為に忘年会をするのです。忘年会なんてするのは日本人だけですよね。
そしてその汚れた魂を新たにする為に”お年玉が”が有るのです。
何故お年玉なのか・・?
お年玉は、お供えして 神様の魂が宿ったお餅の事なのです。
魂は丸い形をしていて 「玉しい」なので 丸いお餅に宿るのです。そのお餅を分け与える事を”お年玉と”と言います。現在は形骸化してお金になっていますよね。
現在でも暮れになるとスーパーにお供え用のお餅がたくさん並びます。魂を新たにする儀式の形式は広く日本に残っていますが 意味は失われていますよね。
新しいエッセイの冒頭で 何故”魂”をテーマに選んだのかと言うと、我々の日本人の心の古里を覗いてみたいからです。おそらく我々が持っているであろうアイデンティティーの根源がこの”魂”という概念に有ると思えるからです。
心では無く・・
ハートでも無く・・
命でも無い・・
soulとも違う・・
魂は日本文化の根源になる概念です。
自分を知るには この魂という概念を知らなくてはならないと想ったのです。
私が自然を愛するのも、人に寛容なのも、動物や虫たちに優しいのも・・
私の中の魂のなせる業なのかも知れません。
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