うちのペットはかなりすごい
紅餅郎
矢車家の飼い犬・ニック(ポメラニアン♂9ヵ月)の場合
それは矢車家の小学4年生の一人息子、
「ニック?」
ブラッシングのため、洗面台から犬用のブラシを取ってリビングに戻ってきた進は、尻尾を振って待っていたはずの小さな姿が見当たらず、スッと体の内側が冷える感覚を覚えた。
ニックとは、矢車家で飼われているブラックタンのポメラニアンだ。ちなみにブラックタンとは、全身は黒で目の上や口元、胸や四肢が褐色の、黒豆芝みたいな色のことをさす。
約半年前、進の父親が知り合いから引き取って迎えたニックは、もともと人懐こい性格なのか来て早々すぐ矢車家になじみ、いまではすっかり矢車家の一員として家族からかわいがられていた。
ふわふわの尻尾を千切れんばかりに振ったり、スーパーボールのように跳ね回る活発っぷりには時に心配になるほどだが、その元気な様は逆に両親の活力となっているようで、両親のアイドル的な存在なのであった。かくいう進自身、気が付けばいつも進の後ろをトコトコと小さな体で必死について来るけなげなニックに、骨抜きにされている一人でもあった。
さて、そんなニックが見当たらない。もちろん室内飼いのため、散歩や庭の外で遊ばせるとき以外は外に出すことは無いし、窓や玄関には鍵がかかっている。いくらニックが賢いインテリポメラニアンだったとしても跳躍しても届かないような位置のドアノブや窓のコックを回したり、開けることは不可能に近しいであろう。
そうと決まれば、トイレをしにケージに戻っているのか、それともどこかに隠れているのだろうか。狭いところに入り込んでケガをしないように、隙間はなるべく埋めてはいるが、それでも食卓椅子の下やカーテンの裏に入り込む可能性も否めない。
しかしケージの中にも、椅子の下にもカーテンの裏にも、思いつく限りの場所にニックの姿はなかった。
「…どうしよう」
進はもしや玄関のドアが開いていて、その隙間から出て行ってしまったのではと考え、慌てて玄関に向かうが、ドアは錠もなんなら内鍵もしっかりとかけられている。ニックの姿も見えない。
「どうしよう」
進は思わず涙目になってしまう。両親にどう説明すればいいか、怒られやしないかという不安、何より自分が目を離したせいでニックが居なくなってしまったのではという己へのふがいなさが、進の心に重たくのしかかっていた。
しかしここで泣いていてもニックが見つかるわけじゃない。
ともかく、まずは母親に連絡をしようと、進はリビングに向かおうと玄関から背を向けた。
その瞬間、「キャウンッ」と甲高く鳴く声が背中側から聞こえた。
え、と進が振り返るとそこには体の所々が泥にまみれ、尻尾を振るニックの姿があった。
「……え⁉」
そう、ニックの姿があった。さっきまで思いつく限りの場所を探してもいなかったニックの姿が。
幻覚、じゃないよな?
進はそう疑いながら、玄関の土間に行儀よくお座りしているニックへ、恐る恐る近づく。突如現れたニックは特に逃げるそぶりもなく、素直に座ったままヘッヘッと舌を出し、進を見つめている。
進はそっと土間から玄関マットへニックを上げてやり、そのまま撫でてあげるとニックは気持ちよさそうに目を細め、ごろんと玄関マットに転がった。泥のついた部分はまだ湿っており、つい先ほどまで泥遊びをしてきたような風体である。
「幻覚じゃない、よかったぁ~...」
はあっと大きく息が出た瞬間、進は全身の力が抜けた気がした。ニックが己を撫でる進の腕を舐め始めたとき、あらためてニックを抱きかかえ、風呂場へと足を進める。こんなに泥んこの姿では、玄関マットの上はよくても、リビングに通すことはできないためだ。
「こら、勝手に外出ちゃダメだろ?戻ってきたのはえらいけどさぁ」
一応叱りはするが、ニックも何がなんやらといった顔で首を捻り、そしてまたキャオンッと鳴いた。
その日はそれで終わったのだが、その後もニックの姿が突然消えて、また突然戻ってくることが続いた。進は最初こそ人為的な、両親のいたずらもしくは不審者の仕業かと思った。しかし、両親のいたずらにしてはあまりにもたちが悪いし、何より二人からのネタ晴らしもない。不審者の仕業にしては内鍵もしてあったのに音もなく、そしてニックに声もあげさせずに連れ去るなんて、それもまた不可能である。
なにより、初めてニックが消えた日の、戻ってきたニックの体に付いていたニックはまだ柔らかく、体が濡れていた。そして住宅街の中にある進の家の周りには、渇いていない泥地がある場所なんてものは、歩いて30分以上かかる河川敷くらいしか、進には見当がつかなかった。
すくなくとも、ニックは泥遊びをした直後に家に戻ってきたことになる。これは人に可能なことではないことは明白であった。
いつしか進は幽霊がいたずらしているのでは、などということを考えるようになっていた。ただし、その思考は馬鹿らしいとは言えない。愛犬が原因不明の消失を繰り返しているなんて事実、きっと誰しもがそういった超常現象の仕業だと思うだろう。
そしてその怪現象が治まることもなく続くうちに、進は怪現象が己と二人きりで遊んでいる時に限定されていることに気づいた。その事実に気づいた時、進は再び不安に見舞われつつあった。なぜなら、平日の散歩担当の大半は進だったのだ。
もし今はまだ家でのみ起こるこの怪現象が、家の外で起きたら、その時こそ、俺はニックともう二度と会えないのでは、そう考えてしまうと進は不安で夜も眠れない日々が続いた。
しかし、大抵恐れていることは的中してしまうものだ。
4月も終わりが近づき、初夏の風が感じられる夕方。進がいつも通りニックとの散歩をしている最中にそれはおこった。
ハーネスに繋がれたニックは、大きな尻尾をゆらゆら揺らしながら進の目の前を足早に歩いている。進は風に吹かれながら、ニックのふわふわの毛と散歩道の先を交互に眺めていた。
ニックは時折進の方を振り返っては、嬉しそうな目線を向けてくる。そんなニックの挙動に、不安を抱えていても、進は思わず笑みを浮かべてしまう。
やがていつもの散歩コースの折り返し地点に来た時、曲がるはずの道に『工事中』の看板が立っていることに進は気づいた。道の奥の方を見れば、道路を複数の作業員が直しているようであった。
「今日は別の道で帰ろうか」
進はニックにそう声をかけてリードを引くが、ニックは工事の人が気になるのかその場から動こうとしなかった。それどころか看板の先へ進もうと脚をばたつかせている。
とうとう引かれるリードにも構わず二本足で立ち上がり前足を仕切に動かす姿に、呆れの笑みがもれ、進は仕方なくニックを抱き上げることにした。
抱き上げられたことに対して腕の中で身じろぐニックに帰ろう、と進が声をかけようとした時。
ニックが姿を消した。
「………え」
まるでボールが手のひらから消える手品のように、進の腕の中から、ニックは姿を消した。しっかり体を繋いでいたはずのハーネスを残して。
「に、ニック!ニック!どこいるの⁉」
慌てて進は走り出していた。しかし進の頭はなぜか冷静で、工事中の道の隣にある道路を通って、いつもの散歩コースに出た。
いつもは消えたって最後には我が家に帰ってくるのだ、だから、いくらニックといえども、全く知らない土地に消えたわけではないだろう。ならばきっと、オレや両親が散歩で連れて行く道や、遊ばせる場所に居るのかもしれない。もしかしたら、もう先に家に帰ったのかもしれない。
進はそう考えて、希望を持つしかなかった。しかし、いくら走ってもニックの姿が見えず、次第に進の目に涙が滲んでいく。
やがて、散歩コースも終わりに近づいてきた。結局、ニックは見つからなかった。灯り始めた街灯に照らされる、項垂れながらトボトボと歩く進の影は、さながらゾンビのようだ。
「ニック……」
進の声はもう涙声だった。まさか頭の隅で考えていた不安が、現実に起こってしまうなんて、と進は思った。
このまま帰っても、ニックは本当に家に戻っているのだろうか。もしかしたら、永久に……
「そんなの、いやだ…ニック!ニック!出て来てよ‼︎」
進の悲痛な声が、夕暮れの住宅街に反響する…
「キャオンッ‼︎」
ことはなかった。
「‼︎…ニック⁉︎」
鳴き声は右側の道路から聞こえた。慌てて進がそちらに入ると、また甲高い鳴き声があがる。
最近は躾けられてあまり聴くことはないが、それでも忘れられない鳴き声。
やがてそれがコンクリートブロックでできた地域のゴミ捨て場の中から聞こえた時、進は思わずゴミ捨て場に顔を突っ込みそうになって、そして固まった。
「………ニック、さん?」
動揺のあまりさん付けで呼んでしまったが、ニック、と思わしき物体はまるで肯定するかのように鳴き声をあげた。
思わしき物体、と言ったのは、目の前にあるその姿がなんとなく名状し難い、不可思議な状態であったからためである。
有体に言えば、コンクリートブロックの壁に、ポメラニアンの下半身が突き刺さっているのだ。
しかも呼吸に合わせているのか、小刻みに尻尾が揺れている。つまりは生きているのだ。
進はよくやる3Dゲームの、壁にめり込むバグを思い出していた。まさかそれを愛犬が実際にやるなんて、誰が想像できるだろうか。
思考を外に飛ばしていたのも一瞬のうち、進は慌てて、ニックに声をかける。
「ニック‼︎ニック大丈夫なのか⁉︎これで生きてるのか⁉︎」
そんな飼い主の声掛けにも、ニックは元気に「キャウンッ」と答えるばかりである。
見つかったは良いが、このままではニックは一生ゴミ捨て場と一体化したままだ。
いったいどうすれば良いのか、思考が再び止まりかけたその時、背後から大人の男の声がした。
「進くん?どーしたんだい、ゴミ捨て場の前で」
このゆるい口調は、と思い当たる人物を浮かべて進が後ろを振り返ると、予想通りの人がいた。
「
よ、と手を上げたその人は、
本人曰くブリーダーではなく職業は自営業ということで、ニックはたまたま育てることとなったらしいのだが、あいにくニックが生後3ヵ月になった頃、自転車でコケて足を骨折してしまったらしく、父にニックを預けたのがことの始まりだと、進は父から聞いていた。
その後睦の怪我が完治した後も、矢車家がニックにメロメロになってしまったことから、正式に睦から、ニックを引き取ったということだ。
実際のところ、進はすこし睦が苦手だった。というのも、職業は自営業とは言うが、昼間にふらりと歩いているのを校庭で遊んでいると見かけるし、家も別に何かのお店ではなさそうだったためである。なんなら、いつも白衣を着て、ボサボサで中途半端に伸びた髪を後ろ一本に縛ったスタイルなので、睦はなんだか漫画に出てきそうな出立ちの男の人であった。
「ニックの様子はどうだい?その様子だと、あの子の散歩帰りのようだけど」
しかし事情を知っても嘲ることはなさそうな、頼れる進の知り合いは、夕暮れ時の閑静な住宅街の中であるこの場には今現在、睦一人しかいなかった。警戒している暇はない、進は全てを睦に話すことにした。
「実は…」
今までの怪現象を話し終えたのち、ゴミ捨て場に半分埋まるニックの姿を、睦に見せる。
「これは…焦りすぎてバグったんだね」
まじまじとニックの下半身を眺めていた睦は、唇に手を当ててそう呟いた。
「ば、バグって…、どういうことなんですか?」
「そうか、
史裕は、進の父親の名前である。父親は進に何を伝え忘れたというのだろう。
「まあ、話は後だ。ニックの顔は…」
そう言いながら、睦はゴミ捨て場の裏手に回ると「ああ、居た」と声を上げた。そのまま進の名前を呼ぶので、進は素直に裏手を見ると、そこにはニックの上半身…つまり先ほどまで鳴いていた愛らしいニックの顔があった。
「ニック!…埋め込まれてなくてよかった…」
どうやら埋め込みバグではなく貫通バグだったようだ。どうやら己は混乱のあまり、裏を見るのをすっかり忘れていたことから埋まったのだと勘違いしていたようだと進は思った。
舌を出しながら進と睦を見つめるニックは壁を貫通している以外、どうやらケガや異常はないようだ。その貫通状態がケガよりも何よりも一番異常ではあるが。
「進くん、おやつとか持ってない?」
ニックの顎下を撫でていた睦が、進に向かってそんな質問をする。睦の言葉に、進は腰に下げていたフードポーチから犬用ビスケットを取り出し、頷いた。
「そのまま、ニックの目の前におやつを見せて、それで距離を取りながら声かけてみてくれないか」
睦の提案に、進はその手があったかとさっそくニックの眼前にビスケットをつまんで見せてみた。腹がすいているのだろう、ニックはビスケットを見るなり興奮気味に足をばたつかせ始める。進はそのまま後ずさりしながらニックを呼ぶ。
「ニック!おいで!」
するとどうだろうか、まるでところてんのように壁からニックが押し出されていくではないか。
「うん、いいね、そのまま続けて」
「は、はい!いいぞニック、もうちょっと…」
頷く睦に返事をしながら再び進はニックを呼ぶ。そして数十秒。
「キャウン!」
スポンッと音を立てるように、コンクリートの壁からニックが飛び出した。すぐに落下しないよう睦がニックを抱え、そして手早くカチッと何かを首輪に差し込んだ。
「これで良し…はい、進くん」
手渡されたニックを進はしっかり抱き込み、とりあえずニックの頭を撫でて、安堵のため息を漏らした。
「よかった…ちゃんと出てきてえらいぞ、ニック」
そう褒めてビスケットを与えてやると、ニックはおいしそうにビスケットをかみ砕き始める。
よく見ると背中側の首輪に、黒い四角の物体が取り付けられている。どうやら先ほど睦が差し込んだもののようだ。
「睦さん…これは…?」
「とりあえず歩きながら話そうか」
家、すぐ近くだよねと矢車家の方向へと歩き出す睦に、進はニックを抱きかかえながらついていくことにした。
「ニックは超能力犬、なんだよねぇ」
「は?」
唐突なカミングアウトに、思わず理解を拒絶した返答が出てしまう。
「超能力犬…ですか」
「そう、生まれたての頃は目を離したらしょっちゅう移動しててね、だからこれを着けてたんだけど、2ヵ月
これ、と指さしたのはあの黒い四角の物体だ。睦曰く『制御装置』らしい。
「ニックは、瞬間移動の能力を持ってるってことですか?」
「そう、でも全く知らない場所じゃなくて、自分の覚えている場所にしか飛べないっぽいんだ、俺の目の前で移動した時も、机の上とか、玄関の前とか覚えてる場所にしかいなかったし」
そこで進も合点がいった。初めてニックが居なくなった日、ニックは泥んこになって帰ってきた。そしてそれより前に、河川敷の湿地帯になった場所へ、ニックを散歩で連れて行ったことを思い出したからだ。
「ゴミ捨て場に貫通したのは、散歩コースで見かけた者に慌てて移動しようとしたからかもね」
なるほど、と進は内心頷いた。進がニックを抱えた時、ニックは工事中の道の方に進もうと思ったが別の方向に進が進もうとすることに焦り、移動しようと思ったため、ゴミ捨て場の壁にめり込む羽目になった…ということである。
「なるほど…でも、ボク
仮説だけどね、と睦は付け加える。
お猿期とは、大体生後4ヵ月のポメラニアンからはじまる被毛の生え変わりのことだ。顔の毛が抜けやすく、その見た目からお猿期といわれ、大体生後8ヵ月頃には毛が成犬のものに生え変わるのである。つい最近まで今はふわふわのニックもお猿期であったのだ。
「じゃあ、うちが嫌になったからってことも…?」
進は胸にある不安を打ち明ける。しかし、その言葉に睦は笑った。
「腕の中でそんなにおとなしくしているのに、進くんたちのことを嫌になるわけないだろう」
俺なんて最初のころめちゃくちゃ避けられてたんだぞ?という言葉に、進はつい笑ってしまった。しかし、胸の内に会った不安が払しょくされたような気がして、進は内心、ほっと胸をなでおろした。
やがて、矢車家の目の前までたどり着いた時、進は改めて睦に礼を言った。
「本当に、ありがとうございました」
「いいよ、もともと俺の過失だし、ああそうだ」
はい、と手渡されたのは小さなメモ帳だった。めくると、首輪の注意事項が書かれている。
「じゃ、またね」
手を振り、矢車家とは反対方向に消えていく睦に、進は呼び止めようとしたがニックが小さく鳴いて腕の中でもがいたため、ニックを抱き直しながらもう一度「ありがとうございます」と声を上げることしかできなかった。
「ただいま~…どうしたのそんな疲れた顔して」
買い物袋を抱えたままリビングの扉を開いた母親は、ソファにくたびれた顔をして横たわる進の姿にぎょっとした顔をする。
「…あとで、話す」
「そう?…もう夕飯にしちゃうから先にお風呂入っちゃいなさい」
母親はそう言うとソファの目の前で遊んでいるニックにご飯用意するねと声をかけて、キッチンの方へと消えていった。
結局、ニックの失踪の原因は誰かのいたずらでも幽霊の仕業でもなく、ニックがなぜか身につけていた「瞬間移動」の力。そしてニックでも制御できていなかったその力は、睦がくれた謎の装置であっさりと封じ込められてしまった。
なぜニックは瞬間移動が使えるのか。
睦さんはなぜそのことを把握していて、あんな機械を都合よく用意していたのか。
そもそも、睦は何の仕事をしているのか。
別れ際、何も聞き出せなかったことを後悔した。
分からないことだらけで、頭がパンクしそうだった。
だが、それでもニックは無事に我が家に帰ってこれた。そしてこの装置を外さない限りは、これまでの奇妙な現象は起こらないのだろう。
「まあ……無事でよかった」
ガジガジとオモチャに噛みついて遊び、転がるニックを眺めながら、進は気が抜けたようにクッションに顔をうずめた。
その1週間後、シャンプーのために首輪を外した瞬間、嫌がったニックが父親と進の目の前から消え、探し回る羽目になるのはまた別の話である。
うちのペットはかなりすごい 紅餅郎 @bnank_ssk
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。うちのペットはかなりすごいの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます