前提としてRTAはゲームプレイの一種である、よってゲームが現実になった時点でRTAとしては成立しない。
またRTAにおいて用いられる手法はグリッチ(バグを利用して特定の挙動を引き起こす)、テクニック(特定の操作によるルートの短縮、入力の省略など)であって、チート(外部ツールやプログラムの改ざんによって有利な状況を作り出す)とは別のものである。
つまりこの作品の主人公が行っていることはRTAではなく多くのなろう系転生主人公が行う俺TUEEEのチート無双なのだ。
上記の点を意識せずに読めば、文章中の説明がいささか多すぎるなろう系として読むことができる。世界観が崩れず、主人公の行動は一貫しており、ヒロイン達もキャラクターが立っているため読みやすい作品だと思う。著者の中で作品がしっかりと形を持っているのであろう。