1.伝承

 (欠落)


 (聖なる)光にして、始まりも終わりも(ない)不朽の霊は(±16)ありたり。

 泉なる混沌にその(光)写し給り、泉に雫滴りぬ。

 その雫より(欠落)アイオーンが像造りぬ。


 (欠落)


 かつてこの地に賢者共あり。

 賢者共プレーローマがアイオーンを操るに長けたり。

 以て諸人に種々の(益)を齎しぬ。

 諸人喜びのうちにその日々を過ごしぬ。

 その日々、夢のうちに過ぎたり。


 (欠落)


 されど賢者(共)、その力に驕りを得たり。

 その驕りにアルコーン並びにダイモーンの依りしを許す。


 (欠落)


 賢者等、彼の者の輝きと思惟の優れ悪より離れるを自在の様、我らより優れりと見ゆ。

 以て彼の者を捕らえ、物質界が全体の底に投げ込めり。

 (欠落)

 業火の世界を焼く事甚だし。

 以て賢者共、この世を滅ぼし(ぬ)。


 (欠落)


 かくて我ら肉の体に(原)罪を得たり。

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