研ぎ師、現在ではなかなか見かけない職業ではあります。
「包丁研ぎ器(シャープナー)」で誰もが簡単に包丁を研げるようになったおかげで、わざわざプロに依頼する必要などなくなったからです。砥石でやるのは手間がかかるし、なかなかに技術もいる。
だがしかし、その技術は本当に不要なシロモノなのでしょうか?
現在の日本では使われないとしても、例えば、異世界だったりしたら?
所変われば文化も変わる。異世界ファンタジーをもう一つの現実社会としてとらえ、リアリティを追求しなければまず出てこない発想だと思います。
テクノロジーが進歩すれば失われる物がある。それもまた真理。仕方のない話ではありますが、職人の技というものがどんな想いで受け継がれ、役立てられるものなのか…それを考えさせてくれるこの作品は決して無意味ではないはず。
また、最近のゲームによくあるクラフト要素を取り入れることによって古臭さを払拭している点も見逃せません。
クラフトゲームが好き、もしくは職人の生き様に興味がある方は、是非!