春にさよならへの応援コメント
こんにちは! 企画から参りました水木レナと申します。
純文系の手触りです。
好きなので一気に拝読いたしました。
ネタかぶりにつきましては、自分もヴァイオリンを書こうとしてましたので、内心(;'∀')冷や汗でした。
背伸びを辞めて、まっすぐに行こうと思います。
道しるべのあなたへ。
作者からの返信
水木レナ様、返信遅くなり申し訳ありません。
また、この度はお読みいただきありがとうございました。
自分は純文学を書ける器も技量もないので、お褒めの言葉嬉しく思います。
海外に行く=たぶんスポーツか美術を学ぶ=おハイソっぽいのはヴァイオリンと簡単に決めましたね。
もとの企画の趣旨からいえば私もネタ被りの恐怖はありました。
春にさよならへの応援コメント
こんばんは。企画から参りました薮坂です。作品読ませていただきました。
格式高い筆致に、要所要所で光る文章表現が素敵な物語だな、と思いました。
「季節からの一葉の便りのよう」なんて素晴らしい表現だなと。こういうのはセンスなので、そういう感性をお持ちで羨ましい限りです。
物語は全体的に落ち着いた雰囲気で、過去を思い返しながらもそこには留まらず、未来を見据えるナツに好感を抱きました。あぁ、いい物語だなぁと素直に思える良作だと思います。
指摘ありの企画ですので、少し言わせて頂くと、冒頭の「足取りをおぼつかせる」が勿体ないなと思いました。これは誤用だと思うのですが、序盤に「?」と思わせてしまうのは非常にもったいないと思います。他にも言葉の誤用(出し抜く)や、小学校から倍近くの背丈? と疑問を抱くところがありますので、その辺りをブラッシュアップされればさらに素晴らしい作品になると思います。
これは筆致が際立っているからこそ目立ってしまう部分であり、逆説的になりますが、素晴らしい文章の表現力をお持ちだと思うのです。ゆえにこの辺りの「直せるミス」がとても勿体なく感じました。
ともあれ、表現力は素晴らしく、一朝一夕でこんな素晴らしい表現はできないと思います。素晴らしいセンスをお持ちで羨ましい。美しい作品に触れられて、とても満足しています!
作者からの返信
薮坂様、ご丁寧なコメントありがとうございました。
誤用に関しては以下、他の方からのご意見にあります通り、最初は恥ずかしさで死ぬほど悶え苦しみましたが、敢えて直さず、もはやそれを超越して指摘待ちになりつつあり…ということで。
文章に関しては、私ほとんど本を読まない者で、ずっと我流で来ました。
基本的な手法や技法も知らないので誤字や凡ミスも当然なのですが、イメージの文字化って言えば良いのでしょうか。ほとんど野生の感覚で書いているんですよ。
なのでお褒めの言葉、本当に嬉しく思います。
春にさよならへの応援コメント
コメント失礼いたします。
豊かな風景描写が、全体にとても美しい物語だと思いました。
桜の花のみにとどまらず、四季の移ろいとそれぞれの情景が丁寧に描かれ、それに少女たちの心情や状況が反映されているのは、とても巧みだと思います。
ここからは、一読者として、気になったことを少し。
他の方も指摘されていましたが、語句の誤用などがどうしても目についてしまい、せっかくの文章表現にするっと入ることができにくく感じました。その点、とても損をされているように思います。(ちなみに私は、もともと誤字等のスルースキルが低いです。そんな読み手の感想として、ご参考程度に……。)
素敵なお話を、ありがとうございました。
作者からの返信
ご高覧いただきありがとうございました。
皆様からご指摘の通り自分で誤用に気づいていない、勢い良く書いて誤記のままノリで掲載する。
まことに情けない話です。
作品を書き上げた高揚感を一旦よそに置いて、じっくりと自作を客観視するのって難しいものです。
でも誤字はせっかくこの自主企画にお邪魔した際の記念なので、自分への戒めや、次の作品への反省ということでこのまま残そうと思います。
今後もたくさんのご指摘を頂戴しそうですが(焦)、それもまた反響であり、単に褒め合って星やイイネを投げ合う企画よりも素直なご意見、凄く嬉しいです。
編集済
春にさよならへの応援コメント
静かな筆致と丁寧な情景描写がマッチしていて、綺麗な作品でした。
日本の村社会の閉塞感と理不尽さもよく表現されていると思います。
特にいいな、と思った箇所が、
『ハルとナツが終わった後は、間もなくに迫る寒風吹きすさぶ冬の到来であった』
ここの掛詞が上手く決まってると思います。
一応指摘として、文章の中で特に気になった箇所を二つ。
『その手に掛かる重量は自分が行く先の視界が開けていないという不安も起因していたせいかもしれない』
ここは言葉を重ね過ぎかと思います。
例えば「その手に掛かる重量は、自分が行く先の視界が開けていないという不安にも起因していたかもしれない」
このくらいの方がスムーズかなと思います。
もう一つ。
『そして恐ろしい剣幕で彼女の両親や祖父母と共にナツの家にやって来た』
この文脈だと、ハル自身も恐ろしい剣幕でやってきたように読めてしまいますが、恐らくそうではないですよね?
折角きれいな文章で書いているので、細部に気を使えればもっともっと完成度が上がると思います。
宜しければ参考にしてみてください。
作者からの返信
lager様、コメントありがとうございます。
ハルとナツとの展開は少し性急だったかもしれませんね。
単に字数を稼げば良いということではなく、大仰な描写を用いる必要もない。
それでいて無駄を排除することで細部を際立たせる。
なかなか難しいものですね。
掛詞へのお褒めの言葉、嬉しいけど改めて読み返すとちょっと恥ずかしいですね。ドヤしてるみたいで。
春にさよならへの応援コメント
此度、企画へのご参加、ありがとうございます。
まず私個人としてはとても好きな作品でした。
他の作者様からのご指摘にあるように、確かに誤用は多いように思うのですが、「言いたいこと、雰囲気だしたいことはわかる」という感じに、私には伝わりましたので、物語の理解を妨げることがなく、拝読を楽しめました。
特に好きなのが、
「それは春の訪れと共に咲き誇っては散り去っていく可憐な桜の花弁のごとく。」
使いどころが完璧です。
本作ではこういった、リズム的に独特な言い回しが多様されており、それはまるで落語家が語っているかのようで、拝読すること自体が楽しくなるような独特の読み味がとても気持ちよかったです。
また情景描写が特に多めに用意されており、町の様子、人間関係、人物の感情などが良く表現されていたように思います。
人社会(この村)では重大な事件で、破滅的であっても、そこにある自然は何も変わらず、己の生をまっとうしている様子が、その対比がとてもよかったです。
さて筆致企画につき少し指摘を。
まず本作が作者様の個性であるならば、「より追求すべき」と考えます。
加えて、「場面で使い分けるべき」と思います。
追求について、本作においては会話文の「……」使用は雰囲気にあっていない感じます。前後の情景描写で十分に語れておりますので、ここは格調高く「……」の削除でも十分に伝わると思います。もっというと「!・?」もカットでいいと思います。
逆に描かないことでキャラクターの息遣いを読者に想像させた方が良いと思います。伝えることが不得意な方もいますが、作者様ならできるはずです。というかすでに伝わります。
また誤用についてはいらぬ指摘の元となります。気になる人にとってはこれは集中力を削ぐものだし、人によっては「読むに当たらない」としてブラウザバックする人もいます。特に格式高い印象の文章ほど隙を与えないほうが良いと思います。ここは追求したいなら宿命ととらえ、校正作業を丁寧に行うしかないでしょう。
ちなみに私はものすごく誤用・誤字脱字が多いタイプなのですが、ここらへんは諦めています。実際書籍化を行う際は校正・校閲がつくので、例えば友人知人などに協力してもらうのもありだと思います。
使い分けですが、本作のような筆致が「メジャーで受けがいいか」と言われるとそうではない可能性があります。新文芸、エンタメ、ライトノベルが全盛の時代、より多くの読者に読んでもらおうとすれば、敷居は下げるべきでしょう。
したがって、「意図して使い分ける」ことがとても重要だと思います。
例えば冒頭からしばらくはわかりやすい表現を意識し、ここぞという所で斬りにいく。
あるいは、冒頭に強烈な一発をお見舞いし、その後わかりやすい表現で関心から一気に引き込んでいく。など。
全ての作品が、あるいは作品中全てが本作のような手法ですと、なかなか勇気が必要だと思います。私は大好きですけど!
あともう一点、「ハルが亡くなったのは自害なのかそうでないのか」「ナツとの衝突がそのきっかけなのか、あるいは最後の逃げ道だったのか」という部分、断定が欲しい所に思います。
これはナツの後悔、もっと言えばナツが海外に進むためのその「覚悟」に対して、読者がどのような共感を生むかに大きくかかわると思います。
「ハルが見られなかった景色を自分がしっかりと受け止めたい、と。」
ここに深みが欲しいんですよね。
個人としては大変楽しく拝読できました。特に情景描写がとてもよく、主人公の内面が、乾いた感じというかささくれだっているというか、それでいて停滞しているというか、そういう感情なんだろうなと共感できるポイントで、また風景もよくイメージできたのが大きかったです。この作者の作品なら他のも読んでみたいな、と感じました。
此度、自主企画へのご参加、本当にありがとうございました!
作者からの返信
ゆあん様。
この度は自主企画にお邪魔できたこと嬉しく思います。
そしてご丁寧かつ細かなご指摘、痛み入ります。
文体やテーマに関わらず「今回はこういうの書こう!」と突っ走る傾向にあり、それは拙作を読んでくれる友人達から耳の痛い指摘を受ける事も多々あります(その友人達は私のカクヨム活動には関与していないので、結果この有り様です)。
別の方のコメントに返信した通り「そういう作品を書きたいモード」に入ると、やや向こう見ずな面も正直なところ有り、そもそもお恥ずかしながら私は読書量がほぼ皆無なのも問題で、全てイメージや妄想でアウトプットしているからこそ、この完成度なのかもしれませんね。
しかしこうしたご指摘を多くの方から頂戴できるというのも得難い機会です。
ありがとうございました。
春にさよならへの応援コメント
コメント失礼します。
ハル、可哀想でしたね…。ハルの亡くなった理由に言及はありませんが、想像を膨らませるにつけ、こんな事態を招いた大人たちに怒りを覚えます。誰もがハルの幸せを願っていたはずなのに、と。
気になったことをひとつだけ書きます。ハルとナツの関係について、です。
「ハルの見られなかった景色を自分が受け止めたい」…しかし、その決意をもってナツが向かうアメリカに、ハルは「行きたくない」とはっきり口にしています。それも、ナツが激しく後悔しているやりとり、かつハルの個性が見える数少ない描写の印象的な台詞において。同じ場面でハルは「ヴァイオリンは楽しくない」と言っていたのに、ナツはハルがヴァイオリンで成功しなかったことを嘆いています。「ハルとナツの関係はこれで良いのかな…」と疑問に思いました。ナツも他の大人と同じであったという皮肉な物語なのか、なんだかんだとナツはハルの理解者であったのか。どちらが正解なのかは読者には解りませんが…。
素敵な物語をありがとうございました。
作者からの返信
ふづき様、お読みいただきありがとうございました。
確かに、自主企画にお邪魔した短編では3千文字と自分でもかなり短い部類なので、今回はかなり説明不足だったかもですね。
釈明をアレコレ書こうと思いましたが、そもそも補足が必要な時点でダメですよね。
まだまだ勉強だぁ。
でもご指摘、痛み入ります。嬉しいです。
春にさよならへの応援コメント
はじめはナツからの拒絶、その後に来る永遠の別離。それでも桜の木はその長命を以て二人を受け入れてくれている。そんな情景が目に浮かぶ美しい物語でした。
ハルがなぜ命を落としたのかが気になりますが、身体が弱い描写などがなかったので何となく自殺なのではないかと感じました。そうなるとナツの自責の念がより強くなる気もしました。
作者からの返信
水涸 木犀さま、コメントありがとうございます。
確かに、ハルの描写が少なかったゆえに唐突感はありますね。
ドラマ的展開を優先しすぎたかもしれません。
これは反省点です。
ご指摘ありがとうございました。